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|出典=[[メトロイドシリーズ]] | |出典=[[メトロイドシリーズ]] | ||
− | |デビュー= | + | |デビュー=メトロイド<br>(1986年8月6日/FCD) |
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== 概要 == | == 概要 == | ||
+ | [[ファイル:メタリドリー (メトロイドプライム).png|200x200px|サムネイル|『メトロイドプライム』のメタリドリー]] | ||
『メトロイド』シリーズに登場する敵キャラクターで、[[サムス・アラン]]の宿敵。「銀河連邦」と対立する反政府組織「スペースパイレーツ」の司令官を務める、翼竜やドラゴンのような姿をした爬虫類型エイリアン。<br> | 『メトロイド』シリーズに登場する敵キャラクターで、[[サムス・アラン]]の宿敵。「銀河連邦」と対立する反政府組織「スペースパイレーツ」の司令官を務める、翼竜やドラゴンのような姿をした爬虫類型エイリアン。<br> | ||
− | + | 鋭い爪と牙、長く伸びた尻尾は殺傷性が高く、背中の翼は飛翔の能力に長ける。発する鳴き声にはほかのクリーチャーを刺激し、凶暴化させる特殊な波長が含まれる。恐ろしげな外観通り好戦的かつ残虐で、略奪や破壊、殺戮を好む。一方で平時の知能は外観や戦闘時の獰猛さに反して高く、『Other M』のクローンは成長当初から度々咆哮で他の生物を扇動したり、死んだふりで脱走したり気に食わない飼育員を不意打ちで食い殺したりなどといった狡猾さを見せており、漫画版に至っては人語で皮肉やブラックジョークを発する描写が見られる程。そのためか、時に“狡猾の死神”、“宇宙の悪夢”の異名を取ることもある。その危険性は[[メトロイド]]と同等のものとして、「銀河連邦」にも認識されている。<br> | |
設定上の体長は約12フィート(約3.7m)、翼を広げた状態では約18フィートとされているが、ゲーム中でのサイズは(ともすれば解像度などの都合もあって)、作品によって少なからぬばらつきがある。FCD版初代『メトロイド』では、サムスより若干背丈が高いだけでそれほど体格差はなかったが、『スーパーメトロイド』からはサムスよりおよそ一、二回り巨大化しており、『Other M』ではそれをも上回るスケールで描かれている。 | 設定上の体長は約12フィート(約3.7m)、翼を広げた状態では約18フィートとされているが、ゲーム中でのサイズは(ともすれば解像度などの都合もあって)、作品によって少なからぬばらつきがある。FCD版初代『メトロイド』では、サムスより若干背丈が高いだけでそれほど体格差はなかったが、『スーパーメトロイド』からはサムスよりおよそ一、二回り巨大化しており、『Other M』ではそれをも上回るスケールで描かれている。 | ||
− | サムスが幼い頃に、彼女の両親を殺害した仇敵であり、『メトロイド』シリーズの多くの作品に形を変えながら登場し、幾度もサムスと対峙している。リドリーとして登場する作品は『メトロイド』およびそのリメイクである『メトロイド ゼロミッション』、そして『スーパーメトロイド』『METROID Other M』のみであり(『Other M』ではクローン) | + | サムスが幼い頃に、彼女の両親を殺害した仇敵であり、『メトロイド』シリーズの多くの作品に形を変えながら登場し、幾度もサムスと対峙している。リドリーとして登場する作品は『メトロイド』およびそのリメイクである『メトロイド ゼロミッション』、そして『スーパーメトロイド』『METROID Other M』のみであり(『Other M』ではクローン)、『メトロイドプライム』『メトロイドプライム3』では、スペースパイレーツのクローン技術と機械工学技術で生み出されたメタリドリーや、その複製体がフェイゾン汚染により強化されたオメガリドリー、『メトロイドフュージョン』では寄生生命体「X」が擬態したネオリドリー、『ゼロミッション』の第二部では、リドリーが自らの力を誇示するために石像感覚で作らせた巨大兵器、メカリドリーなどが登場する。 |
− | + | ゲーム中では口から吐く火炎弾や、鋭利な尻尾で突き刺したり、作品によっては爪による切り裂き攻撃、空中からの押し潰し攻撃なども用いる。2D作品では尻尾以外の全身にダメージを受け付ける代わりに弱点らしい弱点がないことが多く、サムスはビームの連射だけでなくこれまで手に入れたミサイル系タンクをフルに使ってを正攻法で立ち向かわねばならない。ただし、『メトロイドプライム』シリーズでは例外的に弱点しか攻撃が通らない仕様であり、例えばメタリドリーについては、時たま攻撃のために晒す口内が、唯一ダメージを受け付ける弱点となっている。<br> | |
− | + | なお、『Other M』や『サムスリターンズ』で採用された、サムスを壁に押し付けガリガリと擦り付けるつかみ攻撃は、『スマブラX』の「[[亜空の使者]]」にて、登場ムービーで行った攻撃を逆輸入したものである。 | |
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== ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ == | == ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ == | ||
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== 大乱闘スマッシュブラザーズX == | == 大乱闘スマッシュブラザーズX == | ||
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{{main2|詳細は「[[リドリー (X)]]」、「[[メタリドリー (X)]]」を}} | {{main2|詳細は「[[リドリー (X)]]」、「[[メタリドリー (X)]]」を}} | ||
「[[亜空の使者]]」でボスキャラとして登場する。デザインは『メトロイドプライム』がベースになっている。 | 「[[亜空の使者]]」でボスキャラとして登場する。デザインは『メトロイドプライム』がベースになっている。 | ||
劇中では、[[研究施設 (右)|研究施設]]で[[サムス]]と[[ピカチュウ]]に奇襲をかけるも敗北、その後、メタリドリーとして復活し、ファルコンフライヤーに乗って[[亜空間爆弾工場 (下)|亜空間爆弾工場]]からの脱出を図るサムス、ピカチュウ、[[キャプテン・ファルコン]]、[[ピクミン&オリマー]]、[[ドンキーコング]]、[[ディディーコング]]、[[ロボット]]一行に襲い掛かってくるが、彼らによって倒された。 | 劇中では、[[研究施設 (右)|研究施設]]で[[サムス]]と[[ピカチュウ]]に奇襲をかけるも敗北、その後、メタリドリーとして復活し、ファルコンフライヤーに乗って[[亜空間爆弾工場 (下)|亜空間爆弾工場]]からの脱出を図るサムス、ピカチュウ、[[キャプテン・ファルコン]]、[[ピクミン&オリマー]]、[[ドンキーコング]]、[[ディディーコング]]、[[ロボット]]一行に襲い掛かってくるが、彼らによって倒された。 | ||
+ | === アートワーク === | ||
+ | <gallery> | ||
+ | 公式絵 X リドリー.jpg|リドリー | ||
+ | 公式絵 X メタリドリー.jpg|メタリドリー | ||
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=== フィギュア === | === フィギュア === | ||
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:スペースパイレーツの遺伝子工学と機械化で復活したリドリーのメタフォーム。弱点である薄い胸部装甲を高反発性の表皮で保護している。マルチミサイルシステムや追尾性ブレス、ボムランチャーなどの武器を装備しており、宇宙空間をも飛行する。冷気系の攻撃で特に有効なダメージを与えることができる。 | :スペースパイレーツの遺伝子工学と機械化で復活したリドリーのメタフォーム。弱点である薄い胸部装甲を高反発性の表皮で保護している。マルチミサイルシステムや追尾性ブレス、ボムランチャーなどの武器を装備しており、宇宙空間をも飛行する。冷気系の攻撃で特に有効なダメージを与えることができる。 | ||
:*(GC) メトロイドプライム | :*(GC) メトロイドプライム | ||
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== 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U == | == 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U == | ||
− | [[ファイル:ステージ解説 パイロスフィア リドリー.JPG| | + | [[ファイル:ステージ解説 パイロスフィア リドリー.JPG|300px|サムネイル]] |
{{main|パイロスフィア}} | {{main|パイロスフィア}} | ||
"[[パイロスフィア]]"にボス敵として登場する。一定以上ダメージを与えてダウンさせると、最後に攻撃したファイターの味方になってくれる。最終的には撃墜することができ、タイム制乱闘では倒したプレイヤーに1得点が入る。 | "[[パイロスフィア]]"にボス敵として登場する。一定以上ダメージを与えてダウンさせると、最後に攻撃したファイターの味方になってくれる。最終的には撃墜することができ、タイム制乱闘では倒したプレイヤーに1得点が入る。 | ||
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== 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL == | == 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL == | ||
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[[ファイター]]として初参戦。2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』の最後に公開されたムービー『[https://www.youtube.com/watch?v=qFqTM-j7VOU 狩猟の魔爪]』で参戦することが明らかにされた。 | [[ファイター]]として初参戦。2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』の最後に公開されたムービー『[https://www.youtube.com/watch?v=qFqTM-j7VOU 狩猟の魔爪]』で参戦することが明らかにされた。 | ||
− | デザインは『スーパーメトロイド』をベースに、翼膜の色と模様など『METROID Other | + | デザインは『スーパーメトロイド』をベースに、翼膜の色と模様など『METROID Other M』の要素が入っている。リドリーをファイターとして成立させるため、原作よりもサイズは小さくなりながらも、初代『メトロイド』や『スーパーメトロイド』までの初期の作品のように手足を折り曲げている姿を参考にした姿勢でその体格の大きさを暗示している<ref>ニンテンドードリーム 2019年3月号 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 大・特・集!! ディレクター 桜井政博さんインタビュー</ref>。それ故、直立するだけの下アピールで確認できる身長は全ファイターで最も高い。また、色変えでは[[カラーバリエーション (SP)#リドリー|メタリドリーの姿になるカラー]]が2種類ある。 |
− | 制作のコンセプトは「純粋な悪役」。[[クッパ]]や[[キングクルール]] | + | 制作のコンセプトは「純粋な悪役」。[[クッパ]]や[[キングクルール]]などどことなくコミカルな一面を持つ悪役に対し、リドリーは“純然と悪、怖いヤツ”という全体的にシリアスなイメージのもとで外見や必殺ワザの特徴が作られている<ref>週刊ファミ通 2018年12月27日増刊号 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL ディレクター桜井政博氏インタビュー</ref>。 |
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**『プライム1』のメタリドリーや『3』のオメガリドリーが、上空から高速で降下し、地面に勢いよく着地し衝撃波を発生させることがある。ただし、こちらも『スマブラSP』のものとはポーズが異なる。 | **『プライム1』のメタリドリーや『3』のオメガリドリーが、上空から高速で降下し、地面に勢いよく着地し衝撃波を発生させることがある。ただし、こちらも『スマブラSP』のものとはポーズが異なる。 | ||
*通常必殺ワザ:リドリーブレス | *通常必殺ワザ:リドリーブレス | ||
− | ** | + | **初代『メトロイド』から使用している、火炎球を吐く攻撃。口の開き方は『スーパーメトロイド』などのものに近い。 |
**この時に開く口内は『プライム』シリーズに登場するメタリドリーに共通する弱点。『スマブラSP』でもこの設定が「自爆ダメージ」という形で再現されている。 | **この時に開く口内は『プライム』シリーズに登場するメタリドリーに共通する弱点。『スマブラSP』でもこの設定が「自爆ダメージ」という形で再現されている。 | ||
*横必殺ワザ:グラビングスクラッチ | *横必殺ワザ:グラビングスクラッチ | ||
− | ** | + | **相手を鷲掴みにして壁に擦り付ける攻撃は『スマブラX : 亜空の使者』劇中のムービーが初出。後に原作の『Other M』に逆輸入された。 |
**掴み自体は『スーパーメトロイド』『メトロイド ゼロミッション』でも行うことがある(サムスの頭を腕で掴み上げる)。 | **掴み自体は『スーパーメトロイド』『メトロイド ゼロミッション』でも行うことがある(サムスの頭を腕で掴み上げる)。 | ||
− | ** | + | **また、月刊マガジンZ掲載の漫画版『メトロイド』にも、齢3歳のサムスの頭をリドリーが片手で鷲掴みにし、過激かつ残忍な台詞を語気荒く吐きかけるシーンがある。 |
*上必殺ワザ:リドリーチャージ | *上必殺ワザ:リドリーチャージ | ||
**『プライム3』のオメガリドリーが地上に居る際、暫し間を置き、一直線に猛突進してくることがある。速度や突進時のポーズは異なるが、空中に浮きながら突進する点や、全身から発するエフェクトが紫色である点は似ている。 | **『プライム3』のオメガリドリーが地上に居る際、暫し間を置き、一直線に猛突進してくることがある。速度や突進時のポーズは異なるが、空中に浮きながら突進する点や、全身から発するエフェクトが紫色である点は似ている。 | ||
***ただし、『プライム3』のエフェクトは途中から赤色に変わるため、やはり一致度が高いとは言いがたい。 | ***ただし、『プライム3』のエフェクトは途中から赤色に変わるため、やはり一致度が高いとは言いがたい。 | ||
**『プライム1』のメタリドリーも、地上で素早い突進を仕掛けることがある。ただしこちらも、動作・エフェクトともに『スマブラSP』とは大きく異なる。 | **『プライム1』のメタリドリーも、地上で素早い突進を仕掛けることがある。ただしこちらも、動作・エフェクトともに『スマブラSP』とは大きく異なる。 | ||
− | **『スーパーメトロイド』のリドリー、『メトロイド | + | **『スーパーメトロイド』のリドリー、『メトロイド サムスリターンズ』のプロテウスリドリーも、滞空しながら間を置き、勢いのついた飛行突進をしてくることがある。ただし例によって、動作は『スマブラSP』のものとは異なり、エフェクトも発生しない。 |
*最後の切りふだ:デストロイビーム | *最後の切りふだ:デストロイビーム | ||
**初撃の素早い突進の元ネタは、先に挙げた「リドリーチャージ」のものとほぼ同様。 | **初撃の素早い突進の元ネタは、先に挙げた「リドリーチャージ」のものとほぼ同様。 | ||
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**突進自体の動作は、「リドリーチャージ」よりも原作に近め。 | **突進自体の動作は、「リドリーチャージ」よりも原作に近め。 | ||
**ビームは、『プライム1』のメタリドリーが口から放つ「追尾ブレス」と、ビジュアル的に共通する部分がある。ただし、原作のビームは赤色。 | **ビームは、『プライム1』のメタリドリーが口から放つ「追尾ブレス」と、ビジュアル的に共通する部分がある。ただし、原作のビームは赤色。 | ||
− | **ビームがサムスのスターシップを撃ち抜いて墜落させる演出は、『メトロイド | + | **ビームがサムスのスターシップを撃ち抜いて墜落させる演出は、『メトロイド ゼロミッション』第2部冒頭でサムスの乗る[[スターシップ]]が宇宙海賊に撃墜されるムービーの演出と多少似ている。因みにスターシップの型が異なる他、同作でのリドリーは第1部で既にサムスに撃破されている。 |
==== その他 ==== | ==== その他 ==== | ||
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== 主な登場作品 == | == 主な登場作品 == | ||
− | *メトロイド | + | *メトロイド (1986/FCD<ref name="VC3+NSO1" />) |
− | *[http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/ri/ スーパーメトロイド | + | *[http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/ri/ スーパーメトロイド] (1994/SFC<ref name="VC6+NSO1" />) |
*[http://metroid.jp/metroid_version1/ メトロイドプライム] (2003/GC) | *[http://metroid.jp/metroid_version1/ メトロイドプライム] (2003/GC) | ||
− | *[http://metroid.jp/metroid_version1/ メトロイドフュージョン] (2003/GBA) | + | **[https://www.nintendo.co.jp/switch/a3sda/ メトロイドプライム リマスタード] (2023/Switch) |
− | *[http://metroid.jp/metroid_version2/ メトロイドゼロミッション] (2004/GBA) | + | *[http://metroid.jp/metroid_version1/ メトロイドフュージョン] (2003/GBA<ref name="VC4+NSO2" />) |
+ | *[http://metroid.jp/metroid_version2/ メトロイドゼロミッション] (2004/GBA<ref name="VC4" />) | ||
*[http://metroid.jp/metroid_version5/ メトロイドプライム3 コラプション] (2008/Wii) | *[http://metroid.jp/metroid_version5/ メトロイドプライム3 コラプション] (2008/Wii) | ||
*[https://www.nintendo.co.jp/wii/r3oj/index.html METROID Other M] (2010/Wii) | *[https://www.nintendo.co.jp/wii/r3oj/index.html METROID Other M] (2010/Wii) | ||
198行目: | 198行目: | ||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
<references> | <references> | ||
+ | <ref name="VC3+NSO1">Wii/3DS/Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。</ref> | ||
+ | <ref name="VC4">Wii Uでバーチャルコンソールが配信された。</ref> | ||
+ | <ref name="VC4+NSO2">Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online + 追加パック』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。</ref> | ||
+ | <ref name="VC6+NSO1">Wii/Wii U/New3DSでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。</ref> | ||
</references> | </references> | ||
2023年3月7日 (火) 21:23時点における最新版
『スマブラX』のボスキャラとしてのリドリーについては「リドリー (X)」および「メタリドリー (X)」を、『スマブラSP』のファイターとしてのリドリーについては「リドリー (SP)」を参照
リドリー | |
---|---|
『スーパーメトロイド』のリドリー |
|
出典 | メトロイドシリーズ |
デビュー | メトロイド (1986年8月6日/FCD) |
スマブラ への出演 | スマブラ64スマブラDXスマブラXスマブラWii UスマブラSP |
外部サイト の紹介記事 | リドリー - Wikipedia リドリー - メトペディア - メトロイド Wiki Ridley - Metroid Wiki |
リドリー(Ridley)は、『メトロイド』シリーズに登場するキャラクター。
概要
『メトロイド』シリーズに登場する敵キャラクターで、サムス・アランの宿敵。「銀河連邦」と対立する反政府組織「スペースパイレーツ」の司令官を務める、翼竜やドラゴンのような姿をした爬虫類型エイリアン。
鋭い爪と牙、長く伸びた尻尾は殺傷性が高く、背中の翼は飛翔の能力に長ける。発する鳴き声にはほかのクリーチャーを刺激し、凶暴化させる特殊な波長が含まれる。恐ろしげな外観通り好戦的かつ残虐で、略奪や破壊、殺戮を好む。一方で平時の知能は外観や戦闘時の獰猛さに反して高く、『Other M』のクローンは成長当初から度々咆哮で他の生物を扇動したり、死んだふりで脱走したり気に食わない飼育員を不意打ちで食い殺したりなどといった狡猾さを見せており、漫画版に至っては人語で皮肉やブラックジョークを発する描写が見られる程。そのためか、時に“狡猾の死神”、“宇宙の悪夢”の異名を取ることもある。その危険性はメトロイドと同等のものとして、「銀河連邦」にも認識されている。
設定上の体長は約12フィート(約3.7m)、翼を広げた状態では約18フィートとされているが、ゲーム中でのサイズは(ともすれば解像度などの都合もあって)、作品によって少なからぬばらつきがある。FCD版初代『メトロイド』では、サムスより若干背丈が高いだけでそれほど体格差はなかったが、『スーパーメトロイド』からはサムスよりおよそ一、二回り巨大化しており、『Other M』ではそれをも上回るスケールで描かれている。
サムスが幼い頃に、彼女の両親を殺害した仇敵であり、『メトロイド』シリーズの多くの作品に形を変えながら登場し、幾度もサムスと対峙している。リドリーとして登場する作品は『メトロイド』およびそのリメイクである『メトロイド ゼロミッション』、そして『スーパーメトロイド』『METROID Other M』のみであり(『Other M』ではクローン)、『メトロイドプライム』『メトロイドプライム3』では、スペースパイレーツのクローン技術と機械工学技術で生み出されたメタリドリーや、その複製体がフェイゾン汚染により強化されたオメガリドリー、『メトロイドフュージョン』では寄生生命体「X」が擬態したネオリドリー、『ゼロミッション』の第二部では、リドリーが自らの力を誇示するために石像感覚で作らせた巨大兵器、メカリドリーなどが登場する。
ゲーム中では口から吐く火炎弾や、鋭利な尻尾で突き刺したり、作品によっては爪による切り裂き攻撃、空中からの押し潰し攻撃なども用いる。2D作品では尻尾以外の全身にダメージを受け付ける代わりに弱点らしい弱点がないことが多く、サムスはビームの連射だけでなくこれまで手に入れたミサイル系タンクをフルに使ってを正攻法で立ち向かわねばならない。ただし、『メトロイドプライム』シリーズでは例外的に弱点しか攻撃が通らない仕様であり、例えばメタリドリーについては、時たま攻撃のために晒す口内が、唯一ダメージを受け付ける弱点となっている。
なお、『Other M』や『サムスリターンズ』で採用された、サムスを壁に押し付けガリガリと擦り付けるつかみ攻撃は、『スマブラX』の「亜空の使者」にて、登場ムービーで行った攻撃を逆輸入したものである。
ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ
"惑星ゼーベス"に背景キャラとして登場し、飛行している姿を見ることができる。
大乱闘スマッシュブラザーズDX
オープニングムービーに登場する。登場シーンでは、ベビーメトロイドのカプセルを持っており、『スーパーメトロイド』のプロローグを彷彿とさせる構図となっている。
フィギュア
- [DXフィギュア名鑑] リドリー
- 宇宙海賊ゼーベスの幹部。見た目に反して高い知能を持つ。サムスがメトロイドの幼生体を持ち帰った「SR388事件」後に、宇宙アカデミーを強襲。これを壊滅に追い込み、メトロイドを奪還する。邪悪な翼で宙を舞う、サムスの宿敵。
- メトロイド (FCD)
- スーパーメトロイド (SFC)
大乱闘スマッシュブラザーズX
詳細は「リドリー (X)」、「メタリドリー (X)」を参照
「亜空の使者」でボスキャラとして登場する。デザインは『メトロイドプライム』がベースになっている。
劇中では、研究施設でサムスとピカチュウに奇襲をかけるも敗北、その後、メタリドリーとして復活し、ファルコンフライヤーに乗って亜空間爆弾工場からの脱出を図るサムス、ピカチュウ、キャプテン・ファルコン、ピクミン&オリマー、ドンキーコング、ディディーコング、ロボット一行に襲い掛かってくるが、彼らによって倒された。
アートワーク
フィギュア
- [Xフィギュア名鑑] リドリー
- スペースパイレーツの幹部。翼竜の姿をしているが、高い知能を誇り、残忍でもある。サムスが宇宙科学アカデミーに持ち帰ったベビーメトロイドを奪い、メトロイドの悪用を計画。翼を活かして、縦横無尽に飛び、口から吐く炎と長い尻尾を振り回しながら攻撃してくる。サムスの両親を殺した張本人であり、両者の因縁は深い。
- (FCD) メトロイド
- (SFC) スーパーメトロイド
- [Xフィギュア名鑑] メタリドリー
- スペースパイレーツの遺伝子工学と機械化で復活したリドリーのメタフォーム。弱点である薄い胸部装甲を高反発性の表皮で保護している。マルチミサイルシステムや追尾性ブレス、ボムランチャーなどの武器を装備しており、宇宙空間をも飛行する。冷気系の攻撃で特に有効なダメージを与えることができる。
- (GC) メトロイドプライム
大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U
詳細は「パイロスフィア」を参照
"パイロスフィア"にボス敵として登場する。一定以上ダメージを与えてダウンさせると、最後に攻撃したファイターの味方になってくれる。最終的には撃墜することができ、タイム制乱闘では倒したプレイヤーに1得点が入る。
また、ワールドスマッシュではボード上に立ち塞がるボスとして登場し、撃破したプレイヤーは大量のパワーアップを獲得できる。
なお、ファイターとして参戦する可能性があったものの、参戦するにはサイズや翼を小さくし、更にバランスをとるために自由に飛び回ることはできないようにしなければならないが、それをするとリドリー本来のデザインからかけ離れてしまうとされ、参戦は見送られた[1]。
フィギュア
- [WiiUフィギュア名鑑] リドリー
- シリーズを通してサムスの前に立ちはだかるライバル。『スマブラ』では、ファイターたちの共通の敵として、パイロスフィアに出現する。ふっとばすかダウンさせると、最後に攻撃したファイターの味方になり、ともに戦ってくれる。タイム制の乱闘で撃墜することができれば、倒したファイターに撃墜ポイントが「1」加わる。
- (FCD) メトロイド (1986/08)
- (SFC) スーパーメトロイド (1994/03)
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
詳細は「リドリー (SP)」を参照
ファイターとして初参戦。2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』の最後に公開されたムービー『狩猟の魔爪』で参戦することが明らかにされた。
デザインは『スーパーメトロイド』をベースに、翼膜の色と模様など『METROID Other M』の要素が入っている。リドリーをファイターとして成立させるため、原作よりもサイズは小さくなりながらも、初代『メトロイド』や『スーパーメトロイド』までの初期の作品のように手足を折り曲げている姿を参考にした姿勢でその体格の大きさを暗示している[2]。それ故、直立するだけの下アピールで確認できる身長は全ファイターで最も高い。また、色変えではメタリドリーの姿になるカラーが2種類ある。
制作のコンセプトは「純粋な悪役」。クッパやキングクルールなどどことなくコミカルな一面を持つ悪役に対し、リドリーは“純然と悪、怖いヤツ”という全体的にシリアスなイメージのもとで外見や必殺ワザの特徴が作られている[3]。
使用ワザの名称一覧
- 通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
- つかみのワザ名は全ファイター「つかみ」で統一。
弱攻撃 | スクラッチ → カウンタースクラッチ → バイトオフ or サウザンドニードル → テイルフィニッシュ |
ダッシュ攻撃 | ダッシュバイト |
横強攻撃 | テイルスピアー |
上強攻撃 | ウイングスライサー |
下強攻撃 | テイルバッシュ |
横スマッシュ攻撃 | バークエクスプロージョン |
上スマッシュ攻撃 | エアキック |
下スマッシュ攻撃 | ウイングプレス |
通常空中攻撃 | リドリースピン |
前空中攻撃 | トリプルスラスト |
後空中攻撃 | ソバット |
上空中攻撃 | ウイングスタッブ |
下空中攻撃 | ヒールダイブ |
つかみ攻撃 | つかみテイルニードル |
前投げ | フロントスルー |
後投げ | ストライクスルー |
上投げ | バックボーンブレイカー |
下投げ | ヘッドフリング |
通常必殺ワザ | リドリーブレス |
横必殺ワザ | グラビングスクラッチ |
上必殺ワザ | リドリーチャージ |
下必殺ワザ | デススタッブ |
最後の切りふだ | デストロイビーム |
動作などの元ネタ
ファイター
ワザ
- 尻尾を使った攻撃各種
- 『スーパーメトロイド』以降の殆どの作品で、尻尾の長いリーチと鋭利な先端を活かした攻撃が確認できる。上空から真下に向かって尻尾を突き刺したり、前方に向かって振り払ったり、足元を狙うように地上で全身および尻尾を、幾度も360°横回転させるなどして攻撃する。
- 弱攻撃1段目 → 2段目:スクラッチ → カウンタースクラッチ
- 爪による引っ掻き攻撃は、『メトロイド Other M』などで確認できる。両腕を交互に素早く振り払う点は似ているが、動作の細かい違いや、踏み込みの有無など(『スマブラSP』のものは『Other M』のように大きく踏み込まない)、相違点もある。
- 弱3段目(噛みつき):バイトオフ / ダッシュ攻撃:ダッシュバイト
- 『メトロイドプライム3 コラプション』のオメガリドリーが、噛みつく攻撃を行うことがある。
- 下空中攻撃:ヒールダイブ
- ポージングは異なるが、『Other M』にてリドリーが上空から急降下したのち、地面に激しさをもって着地する(その際広いステージの全体が揺れる)モーションが見られる。
- 『プライム1』のメタリドリーや『3』のオメガリドリーが、上空から高速で降下し、地面に勢いよく着地し衝撃波を発生させることがある。ただし、こちらも『スマブラSP』のものとはポーズが異なる。
- 通常必殺ワザ:リドリーブレス
- 初代『メトロイド』から使用している、火炎球を吐く攻撃。口の開き方は『スーパーメトロイド』などのものに近い。
- この時に開く口内は『プライム』シリーズに登場するメタリドリーに共通する弱点。『スマブラSP』でもこの設定が「自爆ダメージ」という形で再現されている。
- 横必殺ワザ:グラビングスクラッチ
- 相手を鷲掴みにして壁に擦り付ける攻撃は『スマブラX : 亜空の使者』劇中のムービーが初出。後に原作の『Other M』に逆輸入された。
- 掴み自体は『スーパーメトロイド』『メトロイド ゼロミッション』でも行うことがある(サムスの頭を腕で掴み上げる)。
- また、月刊マガジンZ掲載の漫画版『メトロイド』にも、齢3歳のサムスの頭をリドリーが片手で鷲掴みにし、過激かつ残忍な台詞を語気荒く吐きかけるシーンがある。
- 上必殺ワザ:リドリーチャージ
- 『プライム3』のオメガリドリーが地上に居る際、暫し間を置き、一直線に猛突進してくることがある。速度や突進時のポーズは異なるが、空中に浮きながら突進する点や、全身から発するエフェクトが紫色である点は似ている。
- ただし、『プライム3』のエフェクトは途中から赤色に変わるため、やはり一致度が高いとは言いがたい。
- 『プライム1』のメタリドリーも、地上で素早い突進を仕掛けることがある。ただしこちらも、動作・エフェクトともに『スマブラSP』とは大きく異なる。
- 『スーパーメトロイド』のリドリー、『メトロイド サムスリターンズ』のプロテウスリドリーも、滞空しながら間を置き、勢いのついた飛行突進をしてくることがある。ただし例によって、動作は『スマブラSP』のものとは異なり、エフェクトも発生しない。
- 『プライム3』のオメガリドリーが地上に居る際、暫し間を置き、一直線に猛突進してくることがある。速度や突進時のポーズは異なるが、空中に浮きながら突進する点や、全身から発するエフェクトが紫色である点は似ている。
- 最後の切りふだ:デストロイビーム
- 初撃の素早い突進の元ネタは、先に挙げた「リドリーチャージ」のものとほぼ同様。
- ただし、よく見ると「リドリーチャージ」にはないローリングの動作が含まれている。ローリング自体は、『Other M』でパイロスフィアから撤退する時の動作に似ている。
- 突進自体の動作は、「リドリーチャージ」よりも原作に近め。
- ビームは、『プライム1』のメタリドリーが口から放つ「追尾ブレス」と、ビジュアル的に共通する部分がある。ただし、原作のビームは赤色。
- ビームがサムスのスターシップを撃ち抜いて墜落させる演出は、『メトロイド ゼロミッション』第2部冒頭でサムスの乗るスターシップが宇宙海賊に撃墜されるムービーの演出と多少似ている。因みにスターシップの型が異なる他、同作でのリドリーは第1部で既にサムスに撃破されている。
- 初撃の素早い突進の元ネタは、先に挙げた「リドリーチャージ」のものとほぼ同様。
その他
- 上アピール:咆哮
- 『Other M』のリドリーが戦闘中に、時折威嚇として雄叫びを上げることがある。『スーパーメトロイド』や『メトロイド ゼロミッション』などでも、現れたサムスに対し咆哮を上げる姿が確認できる。
- 体格
- 殆どの原作作品にてサムスの数倍以上の体長を誇っているが、FCD版初代『メトロイド』のみ例外的に、サムスより若干背丈が高いくらいのサイズ感となっている。
主な登場作品
- メトロイド (1986/FCD[4])
- スーパーメトロイド (1994/SFC[5])
- メトロイドプライム (2003/GC)
- メトロイドプライム リマスタード (2023/Switch)
- メトロイドフュージョン (2003/GBA[6])
- メトロイドゼロミッション (2004/GBA[7])
- メトロイドプライム3 コラプション (2008/Wii)
- METROID Other M (2010/Wii)
- メトロイド サムスリターンズ (2017/3DS)
など
脚注
- ↑ Why Ridley Isn’t Playable in Smash Bros. - IGN
- ↑ ニンテンドードリーム 2019年3月号 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 大・特・集!! ディレクター 桜井政博さんインタビュー
- ↑ 週刊ファミ通 2018年12月27日増刊号 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL ディレクター桜井政博氏インタビュー
- ↑ Wii/3DS/Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。
- ↑ Wii/Wii U/New3DSでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。
- ↑ Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online + 追加パック』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。
- ↑ Wii Uでバーチャルコンソールが配信された。
外部リンク
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