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ふっとび緩和

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ふっとび緩和は、『X』、『3DS/Wii U』、『SP』に存在するテクニックで、ふっとびの勢いが止まる少し前から行動可能になる仕様を利用し、残っているふっとびの勢いを必殺ワザの推進力などで緩和するというもの。何もしなかったときよりも大幅に生存しやすくなる、あらゆる対戦モードにおいて有用なテクニックである。

64』と『DX』でも、ダウンエッジキャンセルしてふっとび緩和をすることができるが、それはここでは扱わない。

X

倒れふっとびをしたファイターは、ふっとびの勢いが無くなるまで行動不能になるが、空中回避と空中攻撃のみ、ふっとびの勢いにかかわらず、ふっとび始めて一定時間が経てば行う事が出来るようになる。具体的には、ふっとばされてから空中回避は14F目以降、空中攻撃は26F目以降にできるようになる。空中回避・空中攻撃をして体勢を立て直した後は、ふっとびの勢いが残っていようが、どのような操作も可能になる。

大きくふっとばされた場合、この体勢の立て直しをすることによって、通常よりも早く行動可能状態になれることがある。その後に、空中ジャンプ・必殺ワザ・急降下などを駆使してふっとび方向と逆方向への推進力を生めば、それによって残っているふっとびの勢いを緩和する事ができ、何もしないでいれば撃墜されていた場面でも、生き残れることがある。なお、よく誤解されるが、空中攻撃や空中回避をするだけでは緩和は成立しない。

ファイターによって緩和の効果が大きく異なるために、ふっとび緩和を含めた実際のファイター間の耐久力の順位と、重さの順位は大きく異なるものとなっている。特に顕著なのがMr.ゲーム&ウォッチで、重さは軽量級でありながら、場合によっては最上位級の耐久力を発揮する。

なお、体勢立て直しのための空中回避・空中攻撃は先行入力では入力できない。連打推奨。

横緩和

横へ吹っ飛ばされた場合は、空中回避・空中攻撃をして体勢を立て直した後、ふっとび方向とは逆へ向けて空中ジャンプをするか、一部の必殺ワザを使うことで、横へのふっとびの勢いを緩和させることができる。

次の表は、ファイターが何%で撃墜されるかを計測したものである。
Aは終点の中心からマリオの溜めなし下スマッシュ攻撃で撃墜した%(緩和無し)。
Bは終点の中央からメタナイトの下スマッシュ攻撃の前側を当てた後に、各々が最善の方法のふっとび緩和(後述)を行った場合に撃墜した%。
Cは終点の右端のおっとっと状態からゼルダの後空中攻撃のクリティカル部分を当てて左方向に吹っ飛ばした後、各々が最善の方法でふっとび緩和を行った場合に撃墜した%。

ファイター A B C 緩和方法
クッパ 111 160 110 回避→空中J
ドンキーコング 110.3 161 109 空後→空中J
スネーク 108.1 160 109 回避→空中J
デデデ 107.4 150 102 回避→空中J
サムス 106.6 151 105 回避→空中J
リザードン 106.6 153 106 回避→空中J
ヨッシー 105.1 155 106 回避→空中J
ガノンドロフ 105.1 150 102 空上→空中J
ワリオ 105.1 149 115 回避→横B
ロボット 105.1 147 100 回避→横B
アイク 103.7 152 103 回避→空中J
リンク 102.9 149 101 空後→空中J
キャプテン・ファルコン 102.2 149 102 空上→空中J
フシギソウ 101.5 144 97 回避→空中J
ルカリオ 100.7 149 101 空前→空中J
マリオ 100 145 98 空上→空中J
ルイージ 100 148 99 空前→空中J+横B
ウルフ 100 149 102 空後→空中J
ピット 97.8 141 95 空後→空中J
ネス 97.8 141 94 空NA→空中J
ソニック 97.8 142 103 空前→空中J
アイスクライマー 97.1 136 92 空上→空中J
トゥーンリンク 97.1 141 95 空後→空中J
リュカ 96.3 139 94 回避→空中J
ディディーコング 96.3 146 99 空後→横B
ピーチ 96.3 138 93 空上→空中J
マルス 94.1 139 94 空前→空中J
ゼルダ 92.6 135 91 空後→空中J
ピクミン&オリマー 91.9 132 88 回避→空中J
シーク 90.4 130 87 空前→空中J
ゼロスーツサムス 90.4 136 91 回避→下B
カービィ 89.7 126 84 回避→空中J
ファルコ 89.7 130 87 空上→空中J
ピカチュウ 89 138 93 空上→横B
メタナイト 89 127 85 空上→空中J
Mr.ゲーム&ウォッチ 87.5 146 110 空NA→下B
フォックス 86 125 84 空上→空中J
ゼニガメ 86 128 84 空上→空中J
プリン 84.6 122 82 空後→空中J

補足

キャラ % 緩和方法
ドンキーコング (B) 187 空後→上B
ドンキーコング (B) 162 空後→空中ダッシュ横B
ドンキーコング (C) 143 空後→上B
ドンキーコング (C) 121 空後→ベクトル反転横B
メタナイト (B) 145 空上→横B
アイスクライマー (B) 141 空上→横B
アイスクライマー (C) 96 空上→横B
ワリオ (C) 100 回避→空中J
ソニック (B) 148 空前→空中J+下B
ソニック (C) 96 空前→空中J
ソニック (C) 108 空前→空中J+下B

空中ダッシュでふっとびの勢いを反転させることはできないが、『X』のドンキーコングの横必殺ワザとゼルダの通常必殺ワザは、空中ダッシュで出した場合のみだけ、ふっとびの勢いを完全に停止させる効果を持つ。なお、失敗して普通の必殺ワザを出してしまうと逆に勢いが加速する。また、ゼルダは勢いが停止するまでに時間がかかるため、広大なステージでなければ、空中ジャンプで緩和した方が耐えられる。

空中抵抗

横へジャンプしたあとに方向入力を解除すると徐々に横移動が減速していく。この減速させる力は空中抵抗と呼ばれている。これは厳密には、ファイターの進行方向とは逆向きの移動速度を発生させることで減速させている。

通常は方向入力が無いときにしか空中抵抗は働かないが、吹っ飛んでいるときに限り、「横のふっとびの勢いが初速の1/3になるまでは、方向入力をしていても空中抵抗が働く」ようになっている。このようなふっとびの初期段階では空中ジャンプなどのふっとびを緩和させる行動はまだできないため、このときにふっとびと逆方向へ方向入力をしていると、単に空中抵抗(方向入力とは逆向きの移動速度)だけが働き、ふっとびの勢いを増加させることとなってしまう。

よって、横ふっとび緩和をする場合、空中ジャンプなどの緩和行動をする直前までは、方向入力を最小限に抑えた方が良い。といっても、最大でも1%程度しか耐えられる%は変わらず、それよりも空中抵抗を意識しすぎて緩和行動が少しでも遅れてしまったときの方が耐えられる%に大きな悪影響が出るので、空中抵抗を意識して緩和をしているプレイヤーは少ない。

縦緩和

横とは違って上に吹っ飛ばされた場合のふっとび緩和は単純で、一部のファイター以外は、「空中攻撃+急降下」をするだけでいい。スマッシュ攻撃を割り当てたCスティックを下に倒せば、「下空中攻撃+急降下」を同時に行うことができる。

トゥーンリンクゼロスーツサムスシークソニックは下空中攻撃中は急降下ができないため、他の空中攻撃を出しながら急降下を入力する必要がある。「下方向入力+Cスティック下以外」で、下空中攻撃以外の空中攻撃と急降下の同時実行可能。

Mr.ゲーム&ウォッチは必殺ワザを縦緩和に使える唯一のファイターで、「通常空中攻撃→急降下→下必殺ワザ」とする方が、単に空中攻撃と急降下だけで済ますよりも耐えることが出来る。

次の表は、終点に立たせたファイターが、ルイージの通常空中攻撃によって何%で上撃墜されるかを計測したもの。

ファイター 緩和有 緩和無
デデデ 154 139
スネーク 148 136
ドンキー 146 135
リンク 145 126
ファルコン 143 129
ガノン 141 129
クッパ 141 132
アイク 140 128
リザードン 134 126
ワリオ 134 125
ヨッシー 132 125
サムス 129 123
フシギソウ 129 121
ロボット 129 123
ウルフ 126 125
ソニック 126 118
ピット 126 118
ルカリオ 126 119
マリオ 125 118
ディディー 124 115
ネス 124 116
ルイージ 124 118
トゥーンリンク 123 115
マルス 123 115
リュカ 123 115
ファルコ 122 111
ピカチュウ 121 108
アイスクライマー 119 113
シーク 117 108
フォックス 117 105
ピクミン&オリマー 116 109
ゼロスーツサムス 116 108
ピーチ 116 110
カービィ 114 105
ゼルダ 114 108
メタナイト 113 105
ゼニガメ 111 100
Mr.ゲーム&ウォッチ 109 102
プリン 100 96

3DS/Wii U

#Xよりも方法は単純になったが効果は弱くなっている。

横緩和

倒れふっとびの後半に、左右どちらかに方向入力していると、その方向へ強い推進力が発生する。そのため、横へふっとばされたときにステージ側に方向入力をすることで、残っている横方向のふっとびの勢いを相殺することができ、何もしなかったときよりも大幅に生存しやすくなる。なお、ネスリュカミュウツー以外のファイターは、ふっとび硬直が解けるのと同時に空中緊急回避をすると、この推進力が発生しない。

むらびとの横必殺ワザなど、一部の必殺ワザはふっとびの勢いを減らすことが出来るので、ふっとび緩和に活用することができる。逆に、フォックスの横必殺ワザのように、繰り出した瞬間にふっとびの勢いが増加するものもある。

ファイターによっては、空中ジャンプや一部のワザの使用時に、姿勢の変化によって、「バーストラインに触れたらミス判定になるカラダの部位」が前の方へ移動する。これにより耐えられる蓄積%が数%増すことがある。

空中ジャンプやワザによってどれだけ耐久力を増すことができるのかのデータは以下のサイトが詳しい。

『3DS』の更新データのVer.1.0.3までは、一部のファイターは倒れふっとび中のいつでも必殺ワザを使用することができ、緩和に利用することができた。

縦緩和

急降下、或いは必殺ワザで上方向のふっとびの勢いを緩和することができるが、普通にふっとんだ場合、ふっとび硬直が解けて前述の緩和行動ができるようになるのは、上方向のふっとびの勢いが完全に無くなった後となる。

ふっとんでいる最中に地形に接触する等してふっとび硬直が解除されたときか、ゲッコウガの上必殺ワザやロックマンの上空中攻撃のようなふっとび硬直の無いワザによってふっとんでいるときであれば、上方向のふっとびの勢いが残っている頃から緩和行動ができる。本作の上方向のふっとび緩和は、このような状況限定のテクニックとなっている。必殺ワザでは、ワリオの横必殺ワザやむらびとの横必殺ワザなどが、上方向へのふっとびを減速させる効果を持つ。

SP

#3DS/Wii Uとほぼ同じだが、ふっとびと逆方向へ移動空中回避をすることでも、横緩和ができるようになった。

備考

  • 英語では「Momentum canceling」。

関連項目

外部リンク