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[[メタルギアシリーズ]]の[[スピリット]]との対戦データの一覧。
 
[[メタルギアシリーズ]]の[[スピリット]]との対戦データの一覧。
 
__NOTOC__
 
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== 特徴 ==
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原作で同じスネークの名を持つキャラクターが多いこともあり、20体中8体のバトルで{{頭アイコン|c=スネーク|cl=01|g=SP|s=32px|l=}}が登場。ステージも半数が[[シャドーモセス島]]となっている([[#リボルバー・オセロット(メタルギア ソリッド3)|リボルバー・オセロット]]のみ[[戦場化]])。メタルギア役として巨大ファイターが登場するバトルも多いので、ジャイアントキラーの[[スキル]]を付けると攻略しやすい。
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== 目次 ==
 
== 目次 ==
 
{| class="wikitable sortable" style="text-align: center;"  
 
{| class="wikitable sortable" style="text-align: center;"  
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*'''ルール'''
 
*'''ルール'''
 
**対戦形式: [[ストック制]]
 
**対戦形式: [[ストック制]]
**行動パターン: 通常
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**行動パターン: 必殺ワザを一切使用しない
 
**アイテム: 通常
 
**アイテム: 通常
 
**相手の状態: 通常(身体攻撃強化)
 
**相手の状態: 通常(身体攻撃強化)
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*'''音楽:''' Cavern
 
*'''音楽:''' Cavern
 
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『メタルギアソリッド1』から登場。ソリッド・スネークやキャンベル達が除隊した後のFOXHOUNDのリーダーで、もうひとりのビッグ・ボスのクローン。シャドーモセス島での演習中に部下共々突如として蜂起、メタルギアREXによる核攻撃を盾にアメリカ政府にビッグ・ボスの遺体の引き渡しを要求する。
+
『メタルギアソリッド1』『2』『4』に登場するスネークの宿敵で、『恐るべき子供達計画』によって誕生したもう一人のビッグ・ボス<ref name="Big boss" />のクローン。自身をビッグ・ボスのクローン兵士として生み出した運命を呪い、父であるビッグ・ボスや、ビッグ・ボスを殺し復讐の機会を奪った双子の兄弟スネークを激しく憎悪しており、かつてビッグ・ボスが目指した兵士にとっての理想郷「アウター・ヘブン」を実現することで、ビッグ・ボスを超える存在になろうと目論む。<br>
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過去の時代にあたる『MGSV ファントムペイン』では本名の「イーライ」という少年兵として登場。この頃から兵士としての素質や少年兵をまとめ上げる統率力は卓越した物であり、彼がビッグ・ボスを憎むまでの物語が描かれている。
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『MGS1』ではスネークや[[#ロイ・キャンベル|キャンベル大佐]]が除隊した後のFOXHOUNDのリーダーであり、FOXHOUND隊員や次世代特殊部隊を掌握して核ジャックを起こすが、スネークに阻止され、最後は暗殺ウイルス「FOXDIE<ref>特定の遺伝子を持つ人物だけを心臓発作で殺害する人工ウイルス。『MGS1』では[[#メタルギアREX|メタルギアREX]]を回収しようとする国防総省の策略でスネークに投与され、テロリストや事件関係者を暗殺するための運び屋として利用された。</ref>」を発症して死亡した。<br>
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しかし、『MGS2』では自身の右腕を移植した[[#リボルバー・オセロット(メタルギア ソリッド3)|リボルバー・オセロット]]の精神を支配して復活。『MGS4』では世界中の兵士をAI統制で支配する「愛国者達」に成り代わるため、民間軍事請負企業(PMC)を束ねて「愛国者達」への蜂起を起こす。
   −
身体攻撃が強化されるのは最後の戦いが直接の格闘戦であることや、彼自身の超人的な身体能力を表したもの。ギミックの毒の霧は彼との決戦の直前に毒ガスの充満した部屋に閉じ込められるイベントを意識したものか。
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『MGS1』ではリキッドと幾度となく対峙する場面があるが、ここでは身体攻撃強化で終盤の格闘戦を再現。毒の霧は、お互いにいつFOXDIEで突然死するか分からない状況下を表現している。
    
== サイボーグ忍者 ==
 
== サイボーグ忍者 ==
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*'''音楽:''' Encounter
 
*'''音楽:''' Encounter
 
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『メタルギアソリッド1』から登場。詳しくは該当記事を参照。
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『メタルギアソリッド1』に登場する、スネークとの闘いのみを渇望する謎の戦士。正体は、かつてのスネークの戦友グレイ・フォックス。
   −
忍者つながりでシークが登場。移動速度アップは彼の超人的なスピードを再現したもの。
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忍者モチーフ繋がりでシークが登場。移動速度アップでサイボーグ化されたことで発揮する超人的な身体能力を表現している。
    
== ハル・エメリッヒ ==
 
== ハル・エメリッヒ ==
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*'''音楽:''' Yell "Dead Cell"
 
*'''音楽:''' Yell "Dead Cell"
 
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『メタルギアソリッド1』から登場。詳しくは該当記事を参照。
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『メタルギアソリッド1』『2』『4』に登場する兵器開発の天才。スネークからは「オタコン」と呼ばれ、彼の相棒として潜入任務をサポートする。
   −
ドクターつながりでドクターマリオが登場。臆病な性格のため戦わずに逃げ回る。お供のロボットはメタルギアREXを再現している。ステージの選出はプリズムタワーのジムリーダーが発明家であることつながりで、「{{SP|アドベンチャー}}」では[[光の世界#都会(南部)|都会エリア南部のプリズムタワーらしき建物]]にスピリットが配置されている。
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白衣の科学者(博士)繋がりでドクターマリオが登場。臆病な性格のため戦わずに逃げ回る。お供のロボットが[[#メタルギアREX|メタルギアREX]]役。ステージのプリズムタワーは、ミアレシティのジムリーダー・シトロンが発明家であることに由来しての選出。「{{SP|アドベンチャー}}」でも[[光の世界#都会(南部)|都会エリア南部のプリズムタワーらしき建物]]にオタコンが配置されている。
    
== ロイ・キャンベル ==
 
== ロイ・キャンベル ==
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*'''音楽:''' Battle In The Base
 
*'''音楽:''' Battle In The Base
 
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『メタルギア2』から登場。詳しくは該当記事を参照。
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『メタルギア2』『メタルギアソリッド1』『2』『ポータブル・オプス』『4』に登場するアメリカ出身の軍人で元陸軍大佐。スネークからは「大佐」と呼ばれている。『2』と『ポータブル・オプス』を除く作品において、スネークに潜入任務を依頼、作戦の指揮を執る。
   −
スネークの迷彩カラーからすると『メタルギアソリッド ポータブルOPS』の軍人時代のキャンベルを意識していると思われる。
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5Pカラーのスネークが登場。『ポータブル・オプス』におけるグリーンベレー(米陸軍特殊部隊)時代のキャンベルを意識している。攻撃力・防御力アップは、彼に連絡することでゲームのヒントを得られることを表現したものと思われる。
    
== メリル・シルバーバーグ ==
 
== メリル・シルバーバーグ ==
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*'''音楽:''' Encounter
 
*'''音楽:''' Encounter
 
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『メタルギアソリッド1』から登場。FOXHOUNDの臨時隊員だったがリキッド・スネークの蜂起には反対し、そのため捕虜として囚われていた。ロイ・キャンベルの姪であり、彼に対する人質でもあった。
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『メタルギアソリッド1』『4』に登場する[[#ロイ・キャンベル|キャンベル大佐]]の姪。FOXHOUNDの臨時隊員として演習に参加していたが、[[#リキッド・スネーク|リキッド]]らの蜂起に巻き込まれ、捕虜として囚われていた。幼い頃に戦死した父と同じ軍人に憧れており、「伝説の英雄」と呼ばれるスネークを尊敬して潜入任務に同行する。高飛車な性格が災いし、先走りして失敗することもあったが、スネークの兵士としての生き様を見て成長し、片思いに近い恋愛感情を抱く。
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『MGS4』では民間軍事請負企業(PMC)を監査する特殊部隊「ラットパトロール・チーム01」の隊長として登場。シャドーモセス事件後スネークが失踪して以来の再会で彼への恋愛感情は断ち切っているが、急激な老化現象に苦しみながらもリキッドを阻止しようとするスネークの身を案じつつ、隊を率いてリキッドを追い、世界各地を転戦する。
   −
サイコ・マンティスに操られる、スナイパー・ウルフに狙撃される、リボルバー・オセロットに拷問を受ける等災難続きでありギミックのいきなりダメージはそのいずれかのイメージと思われる。
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ギミックのいきなりダメージは、『MGS1』でFOXHOUNDのスナイパー・ウルフに狙撃され重傷を負ってしまうシーンを意識している。
    
== メイ・リン ==
 
== メイ・リン ==
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*'''音楽:''' MGS4 ~愛のテーマ~
 
*'''音楽:''' MGS4 ~愛のテーマ~
 
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『メタルギアソリッド1』から登場。詳しくは該当記事を参照。
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『メタルギアソリッド1』『2』『4』に登場する中国系アメリカ人の技術者。『MGS1』では通信データ処理のオペレーターとして、『MGS4』では戦艦ミズーリの艦長としてスネークらの作戦に協力する。
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スピリット戦は『MGS4』のメイ・リンとスネークを意識している。『MGS4』では戦艦ミズーリの艦長に就任しており、ステージと霧はその甲板と水しぶきを意識したものと思われる。
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Wii Fit トレーナーとスネークが登場。Wii Fit トレーナーは非戦闘員のイメージからの選出。機械的なデザインイメージを持つミッドガルの足場と霧のギミックで、ミズーリの甲板と水しぶきを表現している。
    
== ソリダス・スネーク ==
 
== ソリダス・スネーク ==
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*'''音楽:''' MGS4 ~愛のテーマ~
 
*'''音楽:''' MGS4 ~愛のテーマ~
 
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『メタルギアソリッド2』から登場。ビッグ・シェルを占拠したテロリストのリーダーで、ソリッド、リキッドとは別の計画により生み出されたビッグ・ボスのクローン。同じく『MGS2』から登場する雷電の育ての親でもある。
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『メタルギアソリッド2』に登場。海上除染プラント「ビッグシェル」を占拠したテロリスト集団「<ruby><rb>自由の息子達</rb><rp>(</rp><rt>サンズ・オブ・リバティ</rt><rp>)</rp></ruby>」のリーダーで、ソリッド、[[#リキッド・スネーク|リキッド]]に次ぐ3人目のビッグ・ボスのクローン。『MGS1』のシャドーモセス島事件を米大統領として裏で操っていた黒幕でもある。<br>
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テロリストを使いビッグシェルの裏で造られた新型メタルギアである巨大戦艦アーセナルギアを奪取し、ニューヨークへの高高度核爆発によって発生する巨大な電磁パルスで「愛国者達」のデジタル支配を解放しようと目論む。その真意は、自らの生殖能力を予め奪った状態で生み出した「愛国者達」への復讐と自身の存在を後世に残すことへの強い渇望だった。しかし、その反逆は「愛国者達」に組み込まれた策略の一部に過ぎず、計画は頓挫。最後は自分がかつて少年兵として育て上げ、「愛国者達」の手先として利用されてきた雷電<ref name="Raiden" />によって葬られる。
   −
最終決戦における日本刀の二刀流をキルソードで、装甲パージとブースターによる高速移動を移動速度強化で再現している。
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このバトルでは、彼の武装の一つである二振りの日本刀をキルソードで、装甲パージとブースターによる高速移動を移動速度強化で再現している。
    
== ローズマリー ==
 
== ローズマリー ==
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*'''音楽:''' MGS4 ~愛のテーマ~
 
*'''音楽:''' MGS4 ~愛のテーマ~
 
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『メタルギアソリッド2』から登場。雷電の恋人でセーブを担当する。
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『メタルギアソリッド2』『4』に登場する雷電<ref name="Raiden" />の恋人。『MGS2』では米国防総省に内勤するデータアナリストだが、雷電の身を案じて潜入作戦に志願。データ記録要因として雷電をサポートする。『MGS4』ではとある事情で雷電と別れ、[[#ロイ・キャンベル|キャンベル大佐]]と結婚。心理カウンセラーとしてスネークをサポートする。
   −
米軍のレーションのほうがマシと言われる程度の料理下手で、たべもの出現で防御ダウンするのはそれが原因か。『MGS4』ではある事情によりロイ・キャンベルと結婚しておりステージが子犬がいるリビングなのはキャンベルの自宅で過ごしているシーンからのイメージだろうか。
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ステージは『MGS4』でキャンベルの自宅から通信することに由来。たべもの出現と防御ダウンは、雷電やキャンベル大佐から軍のレーションのほうがマシと言わせるほどの料理下手から。
    
== ネイキッド・スネーク ==
 
== ネイキッド・スネーク ==
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*'''音楽:''' Snake Eater
 
*'''音楽:''' Snake Eater
 
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『メタルギアソリッド3』から登場。後に『メタルギア』シリーズ通してのキーパーソンである「ビッグ・ボス」と呼ばれるようになる男。
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ソリッド・スネークが活躍する前の1960年代から80年代の冷戦時代を舞台に描かれる、『メタルギアソリッド3』『ポータブル・オプス』『ピースウォーカー』『V』の主人公。後に『メタルギア』シリーズ最大のキーパーソンとなる「ビッグ・ボス<ref name="Big boss" />」と呼ばれるようになる男。
   −
ボディのスネークはネイキッド・スネーク本人を、お供はそれぞれ彼の遺伝子から生まれた3人のスネーク(ソリッド、リキッド、ソリダス)を表している。ステージは『MGS3』の舞台となるソ連領の森を意識したもの。雨が降っているのはスネークイーター作戦開始時のザ・ボスと出会うシーンか、音楽の「Snake Eater」に雨に関する歌詞が含まれているためと思われる。ちなみに『メタルギア』シリーズ全体でも印象的なシーンで雨が降ることは多い。
+
アメリカの特殊部隊FOXの隊員で、[[#ザ・ボス|ザ・ボス]]の弟子。突如としてアメリカを裏切り、ソ連へ亡命したザ・ボスを抹殺する「スネークイーター作戦」を命じられ任務を完遂。アメリカを救った英雄として政府から「ビッグ・ボス」の称号を授かるが、事件の真相を知り、政治的思惑で兵士の意思を弄ぶ国家・組織に不信感を抱いてアメリカを去り、[[#ゼロ(メタルギア ソリッド)|ゼロ]]と共に諜報機関「愛国者達」を結成。しかし、自らのクローンを生み出す『恐るべき子供達計画』の存在を知るとそれに激怒し組織を離反。フリーの傭兵となったスネークはやがて自らの傭兵部隊を立ち上げ、国家や組織に囚われない兵士にとっての理想郷「アウター・ヘブン」を実現するため、世界を敵にすることになる。
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スネーク軍団が登場。それぞれネイキッドと、彼のクローンであるソリッド、リキッド、ソリダスを表している。ステージは『MGS3』の舞台となるソ連領の森を意識したもので、スネークイーター作戦開始時のザ・ボスと出会うシーンなどに由来してか最初から雨が降り出す。ちなみに『MGS3』のメインテーマである「Snake Eater」の歌詞には雨のフレーズが含まれており、シリーズ全体でも印象的なシーンで雨が降ることは多い。
    
== ザ・ボス ==
 
== ザ・ボス ==
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*'''音楽:''' Snake Eater
 
*'''音楽:''' Snake Eater
 
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『メタルギアソリッド3』から登場。コブラ部隊を率い第二次世界大戦を終結させた伝説の英雄で、ネイキッド・スネークことジョンにとっては師匠であり、最愛の人でもあった。ソ連の科学者ソコロフを秘密裏に亡命させる「バーチャス・ミッション」最中に突如としてFOXを裏切り核を持ってソ連に亡命、アメリカ政府は潔白を証明するためにスネークに彼女を討たせる「スネークイーター作戦」を発動する。
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『メタルギアソリッド3』に登場。コブラ部隊を率いて第二次世界大戦を終結させた伝説の英雄で、スネークの恩師。CQC(近接格闘術)の生みの親でもある。大国同士が政治的な争いをし、敵味方が変わり続ける世界の中で平和を願い、祖国アメリカの思惑に利用されてもその信念を貫いた。
   −
彼女との決戦はロコヴォイ・ビエレッグの花畑が舞台で10分以内に決着をつけなければならなかった為、スピリット戦でも2分の時間制限がついている。毒の床は花畑に咲いていた花が有毒植物のオオアマナであったからだと思われる。
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ソ連の科学者ソコロフを秘密裏に亡命させる「バーチャス・ミッション」最中に突如としてソ連への亡命を宣言。ソコロフを連れ去り、GRU(ソ連軍の情報機関)のヴォルギン大佐の下にコブラ部隊を集結させる。本来はソ連に偽装亡命し「賢者の遺産」と呼ばれる秘密資金を探る任務を米政府から受けていたが、ヴォルギン大佐がソコロフの研究所にアメリカの小型核弾頭を撃ち込んだことで事態が一変。米政府が身の潔白を証明するための抹殺対象にされてしまうが、その思惑を知ったうえで死を受け入れ、スネークに討たれた。彼女が最期に見せた世界を一つにしたい想いや自分に忠を尽くすという意思は、スネークの運命を大きく変えることになる。
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このバトルでは最終盤での彼女との一騎打ちを再現したシチュエーションとなっており、原作では10分のタイムリミットがあったため、ここでも2分の時間制限が課せられている。ステージはロコヴォイ・ビエレッグの花畑を、毒の床はそこに咲いていた花が有毒植物のオオアマナであったことに由来する。<br>
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防御力アップは、ザ・ボスをスタミナキル(非殺傷で倒す)すると入手できるカムフラージュ「スネーク」の、どこでも高いカムフラ率を保つ効果を意識していると思われる。
    
== EVA ==
 
== EVA ==
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*'''音楽:''' Snake Eater
 
*'''音楽:''' Snake Eater
 
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『メタルギアソリッド3』から登場。スネークイーター作戦にロシア側が用意した協力者でKGBの女スパイ。
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『メタルギアソリッド3』『4』『ピースウォーカー』に登場。スネークイーター作戦におけるスネークの協力者の一人で、ロシア側が用意したKGBの女スパイ。銃やバイクの扱いに長けている。実は中国政府が送り込んだ二重スパイだったが、スネークに惹かれ、後に諜報機関「愛国者達」の創始者の一人となった。<br>
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『MGS4』では内部分裂した「愛国者達」に対抗するレジスタンス組織「失楽園の戦士」のリーダー「ビッグ・ママ」として登場し、ソリッド・スネークにビッグ・ボスや「愛国者達」の真実を伝える。
   −
スピリット戦は『MGS3』の終盤でスネークと共にザ・ボスの待つ花畑に向かうシチュエーションを意識したもの。たべものが登場するのはスネークと同じく治療や食事を行うことができること、即席ラーメンやカロリーメイトが好物なこと、食事履歴を見ると高級料理をよく食べているといった食べ物がらみのネタが多いことから。
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このバトルでは、『MGS3』の終盤でスネークと共にザ・ボスの待つ花畑に向かうシチュエーションを再現。たべもの出現は、彼女と同行している時にサバイバルビュアー(メニュー画面)で食事履歴を調べると、高級料理をよく食べていたことが確認できるという小ネタから。
    
== リボルバー・オセロット(メタルギア ソリッド3) ==
 
== リボルバー・オセロット(メタルギア ソリッド3) ==
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*'''音楽:''' Snake Eater
 
*'''音楽:''' Snake Eater
 
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『メタルギアソリッド1』から登場。FOXHOUNDにてリキッド・スネークの参謀を務める射撃と拷問のスペシャリストで、その名の通り骨董品のリボルバー銃を自在に操る強敵。実は裏で様々な国の政府や組織と通じている多重スパイであり、『メタルギア』シリーズにおけるトリックスターとして暗躍する。<br>
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『メタルギアソリッド1』から『V』までのナンバリングタイトルに登場。射撃と拷問のスペシャリストで、その名の通り骨董品のリボルバー銃を自在に操る強敵。初登場の『MGS1』では[[#リキッド・スネーク|リキッド]]の参謀役を務めているが、実は裏で様々な国の政府や組織と通じている多重スパイであり、『メタルギア』シリーズにおけるトリックスターとして暗躍する。<br>
『メタルギアソリッド3』では若き頃の姿で、GRU(ソ連軍の情報機関)の特殊部隊「山猫部隊」の隊長を務める「オセロット少佐」として登場。度々ネイキッド・スネークを妨害しに掛かり、慢心と経験不足から惨敗するものの、戦いを通して兵士として急速に成長し、スネーク(ビッグ・ボス)に心酔するようになっていく。この頃から生粋のガンマニアであり、銃撃戦で興奮するなどの狂人さを垣間見ることができ、彼がなぜリボルバー銃を使うようになったり拷問マニアに目覚めたかの過程が描かれている。
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過去の時代にあたる『MGS3』では、GRU(ソ連軍の情報機関)の特殊部隊「山猫部隊」の隊長を務める「オセロット少佐」として登場。度々スネークを妨害しに掛かり慢心と経験不足から惨敗するものの、戦いを通して兵士として急速に成長し、スネークに心酔するようになっていく。この頃から生粋のガンマニアであり、銃撃戦で興奮するなどの狂人さを垣間見ることができ、彼がなぜリボルバー銃を使うようになったり拷問マニアに目覚めたかの過程が描かれている。
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小型哺乳類繋がり(オセロットの名前は同名のネコ科動物と同じ)で、射撃攻撃強化を持つフォックスが登場。彼からの電撃ショックによる拷問に耐えるイベントがシリーズ恒例となっており、電撃床はそれを意識している。
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小型哺乳類繋がり(オセロットの名前は同名のネコ科動物に由来)で、射撃攻撃強化がされたフォックスが登場。彼からの電撃ショックによる拷問に耐えるイベントがシリーズ恒例となっており、電撃床はそれを意識している。
    
== ゼロ(メタルギア ソリッド) ==
 
== ゼロ(メタルギア ソリッド) ==
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*'''音楽:''' Snake Eater
 
*'''音楽:''' Snake Eater
 
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『メタルギアソリッド3』から登場。本名はデイビッド・オウ。ザ・ボスと共にFOXを立ち上げたひとりで、スネークイーター作戦ではスネークの作戦指揮を担当する。ザ・ボスの死後はFOXのメンバーと関係者をまとめ「愛国者達」を設立するも、その遺志の解釈のすれ違いなどによりスネークと対立し、彼のクローンを生み出そうとしたことを最後に袂を分かたれる。これ以降ゼロは人間不信に陥り、やがて「愛国者達」はシリーズの黒幕と言うべき陰謀の中核となっていく。
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『メタルギアソリッド3』『ポータブル・オプス』『4』『V ファントムペイン』に登場。特殊部隊FOXの創始者で、スネークの作戦指揮を担当する。友人だった[[#ザ・ボス|ザ・ボス]]の死後は、世界平和という彼女の遺志を引き継ぐため、FOXのメンバーと関係者をまとめ諜報機関「愛国者達」(サイファー<ref name="Cipher" />)を創設するが、その遺志の解釈のすれ違いなどによりスネークと対立。ザ・ボスの最後の弟子となったスネークを組織の永遠の象徴とすべく、彼のクローンを秘密裏に生み出そうとしたことを最後に袂を分かたれる。これ以降ゼロは人間不信に陥り、あらゆる力や情報を統制し完全なる世界の秩序を実現させようと企てる「愛国者達」は、やがて全ての黒幕と言うべき陰謀の中核へと変貌していく。
   −
キャプテン・ファルコンが登場するのはFOXのキャプテンであることや、『F-ZERO』と「ゼロ」を掛けているためと思われる。お供のスネークはネイキッド・スネーク役。動きが遅くなるのは二人が『MGS4』で老人として登場したことが由来と思われる。
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キャプテン・ファルコンとスネークが登場。ファルコンは、FOXのキャプテン(指揮官)であることや『F-ZERO』と「ゼロ」を掛けた言葉遊びからの選出。移動速度ダウンは、『MGS4』のエピローグで植物状態で生き長らえていた事実が明かされたことに由来する。
    
== カズヒラ・ミラー ==
 
== カズヒラ・ミラー ==
375行目: 391行目:  
*'''音楽:''' Encounter
 
*'''音楽:''' Encounter
 
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『メタルギアソリッド ピースウォーカー』『メタルギアソリッドV』に登場。『メタルギア2』『メタルギアソリッド1』でソリッド・スネークを導くマクドネル・ミラー<ref>ただし『MGS1』ではリキッド・スネークによる変装で、本人はシャドーモセス事件発生前に暗殺されている。</ref>の若かりし頃の姿。特殊部隊FOXを去ったスネーク(ビッグ・ボス)と共に国境なき軍隊(MSF)を設立し、副司令官としてスネークを支えてきたが、『MGSV』ではビジネスパートナーと関係を持っていたサイファー<ref name="Cipher" />の実働部隊XOFの奇襲によりMSFが崩壊。自身も右腕と左足、視力を失い、XOFやサイファーに対する強い復讐心から陽気だった性格は冷徹かつ過激なものに豹変してしまう。その後MSFの後継組織としてダイヤモンド・ドックズを設立し、9年の昏睡から目覚めた「スネーク」と共に組織を拡大していく。
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『メタルギアソリッド ピースウォーカー』『V』に登場。『メタルギア2』『MGS1』に登場するソリッド・スネークの師であるサバイバル教官、マクドネル・ミラーの若かりし頃の姿。スネーク(ビッグ・ボス)からは「カズ」と呼ばれる。<br>
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特殊部隊FOXを去ったスネークがコロンビアの紛争地帯で出会った革命勢力の元指導教官で、彼からのスカウトを受けて共に国境なき軍隊(MSF)を創設。副司令官としてスネークを支えながらMSFを拡大し、後の時代に普及することになる戦争ビジネスの基盤となる「金で買える軍事力」になるほどの大軍隊に成長させていく。<br>
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しかし、『MGSV』ではビジネスパートナーとして関係を持っていた諜報機関サイファー<ref name="Cipher" />の実働部隊XOFの奇襲によりMSFが壊滅。自身も右腕と左足、視力を失い、情に厚かった性格はサイファーへの報復心から冷徹かつ過激なものに豹変してしまう。その後MSFの後継組織としてダイヤモンド・ドッグズを創設。かつての大義を捨て、どんな汚れ仕事も引き受ける戦争の犬に成り下がりながらもスネークの復活を待ちわび続け、9年の昏睡から目覚めた「スネーク」と共に敵討ちのために組織を拡大していく。
   −
金髪の日系アメリカ人繋がりでケンが登場。『MGSV ファントムペイン』における過酷な出来事をイメージした要素が盛り込まれており、攻撃力アップは彼の報復心、制限時間は物語序盤でソ連軍の捕虜になっていた彼を救出するミッションが基になっている。
+
金髪の日系アメリカ人繋がりでケンが登場。『MGSV ファントムペイン』における彼の心境をイメージした要素が盛り込まれており、攻撃力アップはサイファーへの報復心、制限時間は物語序盤でソ連軍の捕虜になっていた彼を救出するミッションが基になっている。
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お供は彼が出会ってきた3人のスネーク(ネイキッド、ヴェノム、ソリッド)を表している。ステージはMSFのマザーベースである洋上プラントを意識したものか。音楽は『MGS1』でミラーに変装していたリキッド・スネークとの戦闘でも流れる、敵兵に発見された時のBGM。
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お供は彼が出会ってきた3人のスネーク(ネイキッド、ヴェノム、ソリッド)を表している。ステージはMSFのマザーベースである洋上プラントを意識したものか。
    
== パス・オルテガ・アンドラーデ ==
 
== パス・オルテガ・アンドラーデ ==
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*'''音楽:''' METAL GEAR SOLID PEACE WALKER MAIN THEME
 
*'''音楽:''' METAL GEAR SOLID PEACE WALKER MAIN THEME
 
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『メタルギアソリッド ピースウォーカー』『メタルギアソリッドV』に登場。スネーク率いる国境なき軍隊に武装勢力の排除を依頼してきたコスタリカの少女で、コスタリカの地理や気候に詳しくブリーフィングではステージ情報を担当する。しかし、その正体はサイファー<ref name="Cipher" />から送り込まれたスパイ。ピースウォーカー事件後、秘密裏に人間が搭乗できるよう改造されたメタルギアZEKEに乗りMSFにサイファーの戦力として傘下に入ることスネークに要求するも断られ、その戦闘で海に落とされ消息を絶った。<br>
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『メタルギアソリッド ピースウォーカー』『V』に登場。スネーク率いるMSFに武装勢力の排除を依頼してきたコスタリカの学生。幼くして祖父母を内戦で亡くし、母親も戦争を嫌いながら亡くなったため孤独の身であるが、戦争を人一倍憎み、祖国の平和を願う強い意志を持つ。名前の「パス」は、コスタリカの公用語であるスペイン語で「平和」を意味する。コスタリカに関する知識に詳しく、ミッション開始前のブリーフィングではコスタリカについて教えてくれる。
『MGSV グラウンドゼロズ』では生存が判明し、米軍の収容キャンプでのサイファーによる凄惨な拷問から救出されるが、その際人間爆弾にされており、スネークやカズヒラ・ミラー達を巻き込んで爆死するという壮絶な最期を遂げた。
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一般人を装っていたことからむらびとが登場。メタルギアZEKE役でロボットがお供になっていたり、前述の人間爆弾の表現なのかボムへい祭りが起きるといった、スピリッツバトルの原作再現の中でもかなり踏み込んだ表現がされている。ステージはコスタリカの自然環境を意識したもの。
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しかし、その正体は諜報機関サイファー<ref name="Cipher" />から送り込まれたスパイであり、それまでの人格や経歴は偽りのものだった。CIA(アメリカの対外情報機関)中米支局によるAI搭載二足歩行戦車「ピースウォーカー」の核発射計画がMSFの手で阻止された後スパイとして行動を開始。秘密裏に人間が搭乗できるよう改造された[[#メタルギアZEKE|メタルギアZEKE]]に乗り、MSFにサイファーの戦力として傘下に入ることをスネークに要求。断ればアメリカを核攻撃すると脅迫するが阻止された末、海に落とされ消息を絶った。<br>
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『MGSV グラウンドゼロズ』では、二重スパイを疑ったサイファーによる凄惨な拷問を受け続けながらキューバの米軍キャンプで生存していることが判明。変わり果てた姿になりながらもサイファーに対抗できる情報を持つ人物としてスネークに救出されるが、拷問の際ある人物が仕掛けた罠として人間爆弾にされており、スネークや[[#カズヒラ・ミラー|カズヒラ・ミラー]]達を巻き込んで爆死するという悲痛な最期を遂げてしまう。
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一般人を装っていたことからむらびとが登場。メタルギアZEKE役でロボットがお供になっていたり、前述の人間爆弾の暗示なのかボムへい祭りが起きるといった、スピリッツバトルの原作再現の中でもかなり踏み込んだ表現がされている。ステージはコスタリカの豊かな自然環境を意識したもの。
    
== Dr.ストレンジラブ ==
 
== Dr.ストレンジラブ ==
418行目: 438行目:  
*'''音楽:''' METAL GEAR SOLID PEACE WALKER MAIN THEME
 
*'''音楽:''' METAL GEAR SOLID PEACE WALKER MAIN THEME
 
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『メタルギアソリッド ピースウォーカー』に登場。AIの専門家でヒューイと共に二足歩行兵器「ピースウォーカー」を開発させられていた。スネーク達に救われた後は国境なき軍隊にてメタルギアZEKEのAI開発を担当した。
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『メタルギアソリッド ピースウォーカー』『V ファントムペイン』に登場するAI専門の科学者。アメリカの有人宇宙飛行計画に参加していた頃の[[#ザ・ボス|ザ・ボス]]を知る人物で、彼女の最期の意思を知るために、CIA(アメリカの対外情報機関)中米支局の下でピースウォーカーに搭載する、ザ・ボスの意思を再現したAI「ママルポッド」を開発していた。
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ベヨネッタはストレンジラブ本人を、ロボットはメタルギアZEKEを再現している。ステージはMSFのマザーベースを意識したものと思われる。
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ピースウォーカーの核発射計画を阻止した後はMSFに所属し、同じくピースウォーカーを開発した科学者ヒューイと共に[[#メタルギアZEKE|メタルギアZEKE]]を開発。ヒューイとの間に息子[[#ハル・エメリッヒ|ハル(オタコン)]]を授かるが、『MGSV ファントムペイン』終盤にて歩行兵器開発実験にハルを利用するヒューイに反発し、彼に殺害されていたことが明かされる。
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眼鏡をかけた長身の女性繋がりでベヨネッタが登場。ロボットはメタルギアZEKE役。ステージはMSFのマザーベースを意識したものと思われる。
    
== メタルギアREX ==
 
== メタルギアREX ==
435行目: 457行目:  
*'''音楽:''' Cavern
 
*'''音楽:''' Cavern
 
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『メタルギアソリッド1』から登場する兵器。DARPAとアームズ・テック社(アメリカの国防高等研究計画局と兵器開発企業)によって極秘裏に開発されていたが、リキッド・スネーク達に奪取される。ハル・エメリッヒが開発に関わっていたが、核兵器だとは伝えられてなかった。
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『メタルギアソリッド1』『4』に登場する核兵器搭載二足歩行戦車「メタルギア」の一種。軍事産業の需要縮小により経営不振に陥っていたアメリカの兵器開発企業アームズ・テック社が、国防高等研究計画局(DARPA)と癒着。国防総省による資金提供を受け、社運を賭けた極秘プロジェクトとして開発されていた。ガトリング砲・レーザー砲・対戦車ミサイルといった武装に加え、メタルギア最大の特徴であるあらゆる地形からの核発射能力は、右肩のレールガンを用いてステルス核弾頭を射出することでレーダーに検知されない核攻撃が実現可能。これにより、核保有国同士が報復を恐れ、核兵器使用を思い留まらせることで成り立つ「核抑止」を無効化できるという恐るべき性能を有している。
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原作では一台しか存在しないのにも関わらずスピリット戦では何故かロボットが2体現れるが、これはメタルギアZEKEの上位互換であることか、もしくは『MGS3』にてグラーニンの設計図が2つの組織に分けられて渡ったことからだろうか。スティールダイバーは対戦車ミサイルを再現したもの。
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『MGS1』では[[#リキッド・スネーク|リキッド]]らが奪取し、米政府が要求を飲めない場合の脅迫手段として利用されようとしたが、物語終盤で開発チーフである[[#ハル・エメリッヒ|オタコン]]の助力を得たスネークによって破壊された。『MGS4』では再びシャドーモセス島に潜入したスネークが脱出の際に当時のまま放置されていたREXを操縦し、[[#月光|月光]]軍団や[[#メタルギアRAY|メタルギアRAY]]を撃破する活躍を見せた。スピリットの絵は、その時の半壊した状態のものが使用されている。
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原作では複数機存在しないが、ロボットが2体登場。恐らく「2体」で「二足歩行戦車」を表したものと思われる。他のメタルギアとの差別化や難易度調整の意図も含まれているかもしれない。スティールダイバーはステルス核弾頭を表現している。
    
== メタルギアRAY ==
 
== メタルギアRAY ==
452行目: 476行目:  
*'''音楽:''' Yell "Dead Cell"
 
*'''音楽:''' Yell "Dead Cell"
 
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『メタルギアソリッド2』から登場する兵器。シャドーモセス事件の影響で世界中で開発されるようになってしまったメタルギア亜種に対抗するためアメリカ海兵隊が極秘裏に開発したメタルギア。しかし輸送中にリボルバー・オセロットにより奪取され、量産されテロリストの手に落ちたビッグ・シェルに配備される。
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『メタルギアソリッド2』『4』とスピンオフ作品『ライジング』に登場。シャドーモセス事件後に流出したメタルギアの技術情報により、世界中で開発されるメタルギアの亜種に対抗するため、アメリカ海兵隊が開発した水陸両用の対メタルギア兵器。しかし、偽装タンカーで輸送中に[[#リボルバー・オセロット(メタルギア ソリッド3)|リボルバー・オセロット]]に強奪され、無人兵器として量産。アーセルナルギアや戦艦アウターヘイブンなどに護衛用として配備される。『スマブラ』では、『MGS4』の無人機がスピリットの絵になっており、シャドーモセス島には『MGS2』のアメリカ海兵隊製造の有人機が登場している。
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各種火器のほか水圧カッターを備えており、水でできた刃物を武器にしているゲッコウガはボディにうってつけ。スティールダイバーは垂直ミサイルの再現、爆発耐性は自己修復可能な装甲を再現したもの。
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メタルギアRAYの外観はエイをモチーフにしており、水生生物モチーフ繋がりであることや、水でできた刃物を武器に使うことからゲッコウガが登場。スティールダイバーはミサイル、炎&爆発耐性強化は対メタルギア兵器として造られた当初の開発意図を表している。
    
== 月光 ==
 
== 月光 ==
469行目: 493行目:  
*'''音楽:''' MGS4 ~愛のテーマ~
 
*'''音楽:''' MGS4 ~愛のテーマ~
 
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『メタルギアソリッド4』から登場する兵器。生物的な脚部を持っておりメタルギアのように地形を気にせずに進軍できる無人二足歩行戦車で、量産され多くの民間軍に採用されており既に戦車以上の数が配備されている。
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『メタルギアソリッド4』とスピンオフ作品『ライジング』に登場する無人二足歩行兵器。「月光」という呼び名は一つの通称であり、正式名称は「IRVING(アーヴィング)」。戦争経済が普及した2010年代に量産され、多くの民間軍事請負企業(PMC)に採用。作中では既に戦車以上の数が配備されている。小回りが利き市街戦闘に大量投入可能、歩兵に随伴・協働することが可能な、これまでの「核を搭載した巨大兵器」という概念から進化した新たなメタルギアと言える兵器である。なお、核兵器搭載は可能だが、歩兵支援が主用途となっているため前提ではないとされている。
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原作ではその巨体で飛び跳ねる姿が印象的だったが、このバトルでは逆にあまりジャンプしない。
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下半身の脚部には人工筋肉が使用されており、これにより柔軟な動きを実現している。上半身の装甲は堅牢であるが、頭上の制御装置が弱点である他、脚部を攻撃することで一時的に足止めすることができる。
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有機的な装甲でデザインコンセプトが似たダークサムスが2体登場。原作のムービーや脱出シーンなどではその巨体で飛び跳ねる姿が印象的だったが、このバトルでは逆にあまりジャンプしない。これはゲーム中における潜入シーンの状況を再現していると思われる。
    
== メタルギアZEKE ==
 
== メタルギアZEKE ==
486行目: 512行目:  
*'''音楽:''' Encounter
 
*'''音楽:''' Encounter
 
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『メタルギアソリッド ピースウォーカー』から登場する兵器で、作中世界の歴史において初めて実戦投入されたメタルギア。開発にハル・エメリッヒの両親であるヒューイとストレンジラブが関わっており、その為かメタルギアREXと外見や装備が酷似している。
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『メタルギアソリッド ピースウォーカー』に登場。ピースウォーカー事件収束後、ヒューイと[[#Dr.ストレンジラブ|ストレンジラブ]]の共同開発で造られたAI搭載メタルギア。外見は後に2人の息子である[[#ハル・エメリッヒ|オタコン]]が開発する[[#メタルギアREX|メタルギアREX]]に似ている。パーツ・武装はピースウォーカー計画によって作られたAI兵器群の残骸が流用されており、ピースウォーカーから回収した核弾頭を搭載することも可能。これによりMSFは事実上の核保有国化、核抑止力を有することとなった。<br>
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本来はAI兵器であるが、サイファー<ref name="Cipher" />のスパイである[[#パス・オルテガ・アンドラーデ|パス]]が有人型に改造し、スネークに戦いを挑んだ。
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シリーズで唯一プレイヤー側が保有することになるメタルギアであり、部隊を派遣してミッションをこなす「OUTER OPS」モードで実戦投入することも可能(ただし、設定の都合上ストーリーとは関係ない要素として扱われる)。
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スーパースコープは装備の一つであるレールガンの再現と思われる。ステージはメタルギアZEKE戦の場所となったマザーベースの甲板を意識したもの。
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スーパースコープ持ち込みで武装の一つであるレールガンを再現。ステージはZEKEとの戦闘の舞台となったMSFマザーベースの甲板を意識したもの。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
<references>
 
<references>
<ref name="Cipher">後の時代で登場する組織「愛国者達」の当初の名称。</ref>
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<ref name="Big boss">20世紀最強の兵士と評される神話的存在になった人物。初代『メタルギア』『メタルギア2』で軍事国家を立ち上げて世界の統制を目論むも、ソリッド・スネークに阻止され死亡。しかし、その存在は死してなお後の時代に大きな影を落とす。</ref>
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<ref name="Raiden">『メタルギアソリッド2』『4』とスピンオフ作品『ライジング』に登場。本名は「ジャック」。『MGS2』ではプラント編の主人公で、VR訓練で経験を積んだFOXHOUND隊員。単独潜入したビッグシェルで出会ったスネークから技術や自分の意思で戦う「自由意思」の思想を学び、事件や自らの境遇を裏で操る「愛国者達」に向き合う。[[#ソリダス・スネーク|ソリダス]]によって少年兵として育てられた過去を持つ。</ref>
 +
<ref name="Cipher">『メタルギアソリッド ピースウォーカー』『V』で呼称される「愛国者達」の創設当初の名称。</ref>
 
</references>
 
</references>