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|画像=[[ファイル:ミュウツー (ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン).png|250x250px]]
 
|画像=[[ファイル:ミュウツー (ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン).png|250x250px]]
|キャプション=『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』以降使用されている公式イラスト
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|キャプション=『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』以降で使用されている公式イラスト
 
|シンボル=[[ファイル:シンボル ポケットモンスター.png|50px|link=ポケットモンスターシリーズ]]
 
|シンボル=[[ファイル:シンボル ポケットモンスター.png|50px|link=ポケットモンスターシリーズ]]
 
|出典=[[ポケットモンスターシリーズ]]
 
|出典=[[ポケットモンスターシリーズ]]
|デビュー=ポケットモンスター 赤・緑(1996年2月27日/GB)
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|デビュー=ポケットモンスター 赤・緑<br>(1996年2月27日/GB)
 
|出演DX=1
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
『ポケットモンスター』シリーズに登場するエスパータイプの“いでんしポケモン”。全国図鑑はNo.150。
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全国図鑑はNo.150、エスパータイプの“いでんしポケモン”。ある一人の科学者によって、幻のポケモン"[[ミュウ]]"の遺伝子をベースにして造り出されたポケモン。ミュウとは遺伝子の大部分が共通するが、極限まで戦闘力が高められており、ミュウとは見た目も性格も大きくかけ離れている。敵を倒すこと以外は考えずポケモンで一番凶暴な心を持つと言われており、戦いが無いときは少しも動かず力を蓄えている。『ポケットモンスター 赤・緑』の"ポケモン屋敷"で読むことができる研究日誌によると、誕生日は2月6日。
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ある一人の科学者によって、幻のポケモン"[[ミュウ]]"の遺伝子をベースにして造り出されたポケモン。ミュウとは遺伝子の大部分が共通するが、極限まで戦闘力が高められており、ミュウとは見た目も性格も大きくかけ離れている。ポケモンで一番凶暴な心を持つと言われており、敵を倒すこと以外は考えず、戦いが無いときは少しも動かず力を蓄えている。『ポケットモンスター 赤・緑』の"ポケモン屋敷"で読むことができる研究日誌によると、誕生日は2月6日。
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桁外れの能力を持つ、いわゆる伝説のポケモン。後の作品の伝説のポケモンが古代に神として崇められたりする文字通りの「伝説」なのに対し、こちらは純粋にポケモン世界の人類の科学力によって秘密裏に生み出されたという異色の経歴を持っている。
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桁外れの能力を持つ、いわゆる伝説のポケモン。後の作品の伝説のポケモンが古代に神として崇められたりする文字通りの「伝説」なのに対し、こちらは純粋に現代の科学力で秘密裏に作り出したという異色の経歴を持っている。
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初登場の『赤・緑』では殿堂入り後に行けるようになる「ハナダのどうくつ<ref>『ファイアレッド・リーフグリーン』以降の地名で、『赤・緑』においては、タウンマップでは「ななしのどうくつ」、それ以外では「ハナダ どうくつ」。</ref>」の最深部に1匹のみ生息している。レベルは70で、作中に出てくるポケモンの中で最もレベルが高い。<br>
 
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当時は環境の関係でエスパータイプそのものが強く、ミュウツーの能力値の高さも相まって、初代『ポケモン』における最強ポケモンとして君臨していた。
初登場の『赤・緑』では殿堂入り後に行けるようになる「ハナダのどうくつ」(『ファイアレッド・リーフグリーン』以降の地名で、『赤・緑』においては、タウンマップでは「ななしのどうくつ」、それ以外では「ハナダ どうくつ」)の最深部に1匹のみ生息している。レベルは70で、作中に出てくるポケモンの中で最もレベルが高い。<br>
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当時は環境の関係でエスパータイプそのものが強く、ミュウツーの能力値の高さも相まって、間違いなく初代ポケモンにおける最強ポケモンとして君臨していた。
      
『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』では野生では登場しないが、その名残か、かつての「ハナダのどうくつ」付近の水中には「はかいのいでんし」という道具が落ちている。リメイク版『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』では「はかいのいでんし」はなくなったが、ミュウツーが「ハナダのどうくつ」の最深部に1匹のみ生息している。
 
『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』では野生では登場しないが、その名残か、かつての「ハナダのどうくつ」付近の水中には「はかいのいでんし」という道具が落ちている。リメイク版『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』では「はかいのいでんし」はなくなったが、ミュウツーが「ハナダのどうくつ」の最深部に1匹のみ生息している。
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== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
シリーズ2作目の『[[スマブラDX]]』で初登場。発売後の2002年1月8日に参戦が発表され、[[隠しキャラクター]]として登場した。『[[スマブラX]]』では参戦せず鑑賞用[[フィギュア]]としての登場に留まった。『[[スマブラfor]]』でも当初はフィギュアのみの登場だったが、2014年10月24日に放送された『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uがスゴい50の理由』(現在は非公開)で[[ファイター]]として製作されることが明らかにされた。その後、『Nintendo Direct 2015.4.2』で配信日が発表され、2015年4月15日に『スマブラfor』両バージョン購入者特典として無料で、4月28日から有料の[[追加コンテンツの一覧 (3DS/Wii U)|追加コンテンツ]]の一般販売が開始された。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。
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シリーズ2作目の『[[スマブラDX]]』で初登場。発売後の2002年1月8日に参戦が発表され、[[隠しキャラクター]]として登場した。『[[スマブラX]]』では参戦せず鑑賞用[[フィギュア]]としての登場に留まった。『[[スマブラfor]]』でも当初はフィギュアのみの登場だったが、2014年10月24日に放送された『[[プレゼンテーション番組#大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uがスゴい50の理由|大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uがスゴい50の理由]]』で『スマブラfor』両バージョン購入者特典の[[ファイター]]として制作されることが明らかにされた。その後、『Nintendo Direct 2015.4.2』で配信日が発表され、2015年4月15日に両バージョン購入者特典として無料で、4月28日からは有料の[[追加コンテンツの一覧 (3DS/Wii U)|追加コンテンツ]]第1弾として配信が開始された(早期購入者向け配信は同年9月30日で終了)。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。
    
声は、『スマブラDX』では『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』及びその関連作品群に特別出演として担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E6%9D%91%E6%AD%A3%E8%A6%AA 市村正親]、『スマブラfor』では新たに[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E5%95%93%E6%B2%BB 藤原啓治]が務め、『スマブラSP』では『スマブラfor』と同じ音声が流用されている。<br>
 
声は、『スマブラDX』では『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』及びその関連作品群に特別出演として担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E6%9D%91%E6%AD%A3%E8%A6%AA 市村正親]、『スマブラfor』では新たに[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E5%95%93%E6%B2%BB 藤原啓治]が務め、『スマブラSP』では『スマブラfor』と同じ音声が流用されている。<br>
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***原作・アニメでメガシンカするにはそのポケモンに対応した専用のメガストーンとポケモントレーナーが所持する「キーストーン」が付いている道具が必要だが、『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』に登場したミュウツーは自力でメガシンカしている。しかし、これがどういったメカニズムによるものかは不明<ref>映画公開当時はメガシンカのシステムが未公表であり、パンフレットなどでは“覚醒したミュウツー”という呼称が用いられていた。</ref>。
 
***原作・アニメでメガシンカするにはそのポケモンに対応した専用のメガストーンとポケモントレーナーが所持する「キーストーン」が付いている道具が必要だが、『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』に登場したミュウツーは自力でメガシンカしている。しかし、これがどういったメカニズムによるものかは不明<ref>映画公開当時はメガシンカのシステムが未公表であり、パンフレットなどでは“覚醒したミュウツー”という呼称が用いられていた。</ref>。
 
***なお、アニメシリーズではこの個体が初めて「サイコブレイク」を使ったポケモンである<ref>『神速のゲノセクト』の前日譚『ミュウツー ~覚醒への序章(プロローグ)~』より</ref>。
 
***なお、アニメシリーズではこの個体が初めて「サイコブレイク」を使ったポケモンである<ref>『神速のゲノセクト』の前日譚『ミュウツー ~覚醒への序章(プロローグ)~』より</ref>。
**大きな円形のエフェクトを相手に向けて放つ点が、『サン・ムーン』の「サイコブレイク」の演出と似ている。
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**大きな円形のエフェクトを相手に向けて放つという演出は、『スマブラfor』の後に発売された『サン・ムーン』以降の原作本編においても使われている。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
 
*横アピール:体の周囲に暗黒のオーラを放つ {{有無|for}}以降
 
*横アピール:体の周囲に暗黒のオーラを放つ {{有無|for}}以降
 
**『ミュウツー! 我ハココニ在リ』にて、ミュウツーが全身からオーラを発するシーンがある。ポージングやオーラの色は異なる(アニメ版は棒立ちに近い姿勢で、オーラは水色)。
 
**『ミュウツー! 我ハココニ在リ』にて、ミュウツーが全身からオーラを発するシーンがある。ポージングやオーラの色は異なる(アニメ版は棒立ちに近い姿勢で、オーラは水色)。
*下アピール:右手を突き出し、そこから暗黒の光を出す {{有無|for}}以降
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*下アピール:右手を突き出し、そこから暗黒の光を出す {{有無|for}}以降<br>[[勝利演出]]・左<br>[[#アートワーク]] {{有無|DX}}{{有無|for}}
**右手の突き出し方が、『ファイアレッド・リーフグリーン』以降使用されているミュウツーの公式イラストのものに似ている。
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**片腕を前に突き出すポーズは『ポケモンスタジアム2』や『金・銀』の頃からゲーム内で見られる。『ファイアレッド・リーフグリーン』以降の本編作品で使用される公式イラストにも採用されており、その他にも採用機会が多いことからミュウツーの代表的なポーズであると言える。
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**『スマブラfor』でも同じポーズとなっているが、これは『スマブラDX』のオマージュも含まれていると思われる<ref>同じくDLCとして『スマブラDX』からの復活参戦を果たした[[ロイ]]のアートワークも『スマブラDX』と同じポーズとなっている。</ref>。
 
*[[立ち状態]] {{有無|SP}}
 
*[[立ち状態]] {{有無|SP}}
 
**姿勢と腕の動きは、[https://m.youtube.com/watch?v=FmPmxG0hyUU 『ポケモンスタジアム2』のもの]に似ている。
 
**姿勢と腕の動きは、[https://m.youtube.com/watch?v=FmPmxG0hyUU 『ポケモンスタジアム2』のもの]に似ている。
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**『ポケモンスタジアム2』のゲームモードの一つである[https://m.youtube.com/watch?v=FmPmxG0hyUU 「ミュウツーをたおせ!」]で、似たポーズを取るミュウツーを確認できる。
 
**『ポケモンスタジアム2』のゲームモードの一つである[https://m.youtube.com/watch?v=FmPmxG0hyUU 「ミュウツーをたおせ!」]で、似たポーズを取るミュウツーを確認できる。
 
*[[#アートワーク]] / 下必殺ワザ:かなしばり のポーズ {{有無|SP}}
 
*[[#アートワーク]] / 下必殺ワザ:かなしばり のポーズ {{有無|SP}}
**[https://cdn.bulbagarden.net/upload/a/a8/Spr_4h_150.png 『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』の、ゲーム中のドットの立ち絵]のポーズに似ている。
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**[https://bulbapedia.bulbagarden.net/wiki/File:Spr_4h_150.png 『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』の、ゲーム中のドットの立ち絵]のポーズに似ている。
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**『ポケモンユナイト』に登場するミュウツーのホロウェア(衣装)である「ぶじゅつスタイル」のアートワークは、『スマブラSP』のものを再現したポーズとなっている。
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*[[:ファイル:カラバリ DX ミュウツー.png|キャラクターセレクト画面のアートワーク]] {{有無|DX}}
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**[https://archives.bulbagarden.net/wiki/File:150Mewtwo_RG.png 『赤・緑』のアートワーク]とポーズが似ている。
 
*ミュウツーの性格
 
*ミュウツーの性格
 
**『ミュウツーの逆襲』及びその関連エピソードに登場するミュウツーは、知的で高度な悩みを抱え自問自答し続ける、どこか哀愁があり虚無的なポケモンとして描かれている。人工のポケモンとして生まれた故に、存在意義を見出せずに答えなき自問自答に苦しんでいた。
 
**『ミュウツーの逆襲』及びその関連エピソードに登場するミュウツーは、知的で高度な悩みを抱え自問自答し続ける、どこか哀愁があり虚無的なポケモンとして描かれている。人工のポケモンとして生まれた故に、存在意義を見出せずに答えなき自問自答に苦しんでいた。
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== 主な登場作品 ==
 
== 主な登場作品 ==
 
=== ゲーム ===
 
=== ゲーム ===
*[http://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/apajapbj/index.html ポケットモンスター 赤・緑] (1996/GB)
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*[http://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/apajapbj/index.html ポケットモンスター 赤・緑] (1996/GB<ref name="VC5" />)
**[http://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/apej/ ポケットモンスター 青] (1996/GB)
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**[http://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/apej/ ポケットモンスター 青] (1996/GB<ref name="VC5" />)
**[http://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/apsj/ ポケットモンスター ピカチュウ] (1998/GB)
+
**[http://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/apsj/ ポケットモンスター ピカチュウ] (1998/GB<ref name="VC5" />)
 
***[http://www.pokemon.co.jp/ex/VCAMAP/ ニンテンドー3DSバーチャルコンソール用ソフト『ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウ』公式サイト]
 
***[http://www.pokemon.co.jp/ex/VCAMAP/ ニンテンドー3DSバーチャルコンソール用ソフト『ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウ』公式サイト]
*[http://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/vphj/ ポケモンピンボール] (1999/GB)
+
*[http://www.nintendo.co.jp/n08/bprj/ ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン] (2004/GBA)
 
*[https://www.pokemon.co.jp/game/ds/dungeon2007/ ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊/闇の探検隊] (2007/DS)
 
*[https://www.pokemon.co.jp/game/ds/dungeon2007/ ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊/闇の探検隊] (2007/DS)
**[http://www.pokemon.co.jp/special/dungeon_sora/ ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊] (2009/DS)
+
**[http://www.pokemon.co.jp/special/dungeon_sora/ ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊] (2009/DS<ref name="VC4" />)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/3ds/ekjj/ ポケットモンスター X・Y] (2013/3DS)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/3ds/ekjj/ ポケットモンスター X・Y] (2013/3DS)
 
*[http://www.pokkentournament.jp/ ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT] (2015/AC) 【[http://www.pokemon.co.jp/ex/pokken_wiiU/ Wii U版]】
 
*[http://www.pokkentournament.jp/ ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT] (2015/AC) 【[http://www.pokemon.co.jp/ex/pokken_wiiU/ Wii U版]】
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references/>
+
<references>
 +
<ref name="VC5">3DSでバーチャルコンソールが配信された。</ref>
 +
<ref name="VC4">Wii Uでバーチャルコンソールが配信された。</ref>
 +
</references>
    
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
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