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*動画:[https://youtu.be/oqvRGBB2bsM Nintendo Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ 初登場映像]
 
*動画:[https://youtu.be/oqvRGBB2bsM Nintendo Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ 初登場映像]
2018年3月9日放送の『Ninetndo Direct 2018.3.9』の最後に事前予告なしで初公開された。[[インクリング]]が登場したが、この時点では参戦が発表されず、タイトル自体の詳細も伏せられていた。
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2018年3月9日放送の『[https://www.youtube.com/watch?v=UFBnkxuICco&pp=ygUYTmluZXRuZG8gRGlyZWN0IDIwMTguMy45 Ninetndo Direct 2018.3.9]』の最後に事前予告なしで初公開された。[[インクリング]]が登場したが、この時点では参戦が発表されず、タイトル自体の詳細も伏せられていた。
    
=== 元ネタ・備考 ===
 
=== 元ネタ・備考 ===
 
*『Ninetndo Direct』内では直前まで『スプラトゥーン2』の新情報を立て続けに公開していたので、また『スプラトゥーン』の情報であると視聴者を誤認させ不意を突くような形になった。
 
*『Ninetndo Direct』内では直前まで『スプラトゥーン2』の新情報を立て続けに公開していたので、また『スプラトゥーン』の情報であると視聴者を誤認させ不意を突くような形になった。
 
*ムービー冒頭でインクリングが登場するシーンは、E3 2014の[https://www.youtube.com/watch?v=dUl-iHKGgck 『スプラトゥーン』初公開映像]冒頭のオマージュ。
 
*ムービー冒頭でインクリングが登場するシーンは、E3 2014の[https://www.youtube.com/watch?v=dUl-iHKGgck 『スプラトゥーン』初公開映像]冒頭のオマージュ。
*ムービー終盤で流れる曲(歌声)は、後に公開される本作のメインテーマと同じフレーズ。この曲は「[[灯火の星]]」のオープニングムービーにも使用されている。
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*ムービー終盤で流れる歌声は、後に公開される本作のメインテーマと同じフレーズ。この曲は「[[灯火の星]]」のオープニングムービーにも使用されている。
 
*燃えるスマブラマークの前にいたシルエットの中で誰がどこに立っていたのかは明らかではないが、[[サムス]]、[[クッパ]]、[[ドンキーコング]]のシルエットは特徴的で識別は容易。
 
*燃えるスマブラマークの前にいたシルエットの中で誰がどこに立っていたのかは明らかではないが、[[サムス]]、[[クッパ]]、[[ドンキーコング]]のシルエットは特徴的で識別は容易。
 
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*動画:[https://youtu.be/YbExkKjoskc 【スマブラSP】参戦ファイター紹介映像]
 
*動画:[https://youtu.be/YbExkKjoskc 【スマブラSP】参戦ファイター紹介映像]
2018年6月13日に放送された『[https://www.nintendo.co.jp/e3/index.html Nintendo Direct: E3 2018]』で初めて公開された、歴代参戦ファイターが全員登場する紹介映像。
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2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で初めて公開された、歴代参戦ファイターが全員登場する紹介映像。
    
続々とファイターが登場する中、『[[スマブラX]]』まで参戦していた[[アイスクライマー]]を初めとする復活ファイターの登場、初登場映像で登場した[[インクリング]]が正式に参戦、そしてシリーズ初のゲスト参戦キャラだった[[スネーク]]の登場と同時に「全員登場」の字幕が表示され、今までのシリーズで参戦してきたファイターのすべてが、前作『[[スマブラfor]]』までで欠場したファイターも含めて本作で再登場することが明らかにされた。この後もファイターたちが登場していき、最後に本作のタイトル名が『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』であることが発表された。
 
続々とファイターが登場する中、『[[スマブラX]]』まで参戦していた[[アイスクライマー]]を初めとする復活ファイターの登場、初登場映像で登場した[[インクリング]]が正式に参戦、そしてシリーズ初のゲスト参戦キャラだった[[スネーク]]の登場と同時に「全員登場」の字幕が表示され、今までのシリーズで参戦してきたファイターのすべてが、前作『[[スマブラfor]]』までで欠場したファイターも含めて本作で再登場することが明らかにされた。この後もファイターたちが登場していき、最後に本作のタイトル名が『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』であることが発表された。
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[[ファイル:【スマブラSP】狩猟の魔爪.png|300px|サムネイル]]
 
[[ファイル:【スマブラSP】狩猟の魔爪.png|300px|サムネイル]]
 
*動画:[https://youtu.be/qFqTM-j7VOU 【スマブラSP】狩猟の魔爪]
 
*動画:[https://youtu.be/qFqTM-j7VOU 【スマブラSP】狩猟の魔爪]
2018年6月13日に放送された『[https://www.nintendo.co.jp/e3/index.html Nintendo Direct: E3 2018]』の最後に公開された。
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2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』の最後に公開された。
    
=== 元ネタ・備考 ===
 
=== 元ネタ・備考 ===
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=== 元ネタ・備考 ===
 
=== 元ネタ・備考 ===
 
*ムービー名の「ヴァンパイア・キラー」は原作では、ドラキュラに対抗する一族の称号、彼らが使う鞭の正式名、ゲームシリーズを代表する楽曲の名と、複数の要素で使用されている用語である。
 
*ムービー名の「ヴァンパイア・キラー」は原作では、ドラキュラに対抗する一族の称号、彼らが使う鞭の正式名、ゲームシリーズを代表する楽曲の名と、複数の要素で使用されている用語である。
*このムービーで[[ルイージ]]が背負っているオバキュームは過去作とは異なるデザインとなっている。これは後に公開された[https://www.youtube.com/watch?v=ipPs-AGXjio 『ルイージマンション3』の初公開映像]で、最新作準拠のデザインであることが判明した。また、当時はルイージのワザとして登場するかも不明だったため、これが本作でのオバキュームの初出となった。
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*このムービーで[[ルイージ]]が背負っているオバキュームは過去作とは異なるデザインとなっている。これは後に公開された[https://www.youtube.com/watch?v=ipPs-AGXjio 『ルイージマンション3』の初公開映像]で、最新作準拠のデザインであることが判明した。また、当時はルイージのワザとして登場するかも不明だったため、これが本作でのオバキュームの初出となった。キューバンを放つ「キューバンショット」もこのムービーで初披露となっている。
 
*[[リヒター・ベルモンド|リヒター]]登場時のセリフは、『悪魔城ドラキュラX 血の輪舞』で[[ドラキュラ伯爵]]を倒した時の会話からの引用。このシーンがプロローグとなる『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』ではドラキュラ伯爵と対峙した時に言い放つ。
 
*[[リヒター・ベルモンド|リヒター]]登場時のセリフは、『悪魔城ドラキュラX 血の輪舞』で[[ドラキュラ伯爵]]を倒した時の会話からの引用。このシーンがプロローグとなる『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』ではドラキュラ伯爵と対峙した時に言い放つ。
 
*"[[とある星]]"で雨の中拳を高く上げるアピールをするリヒターのカットは、原作で彼が使う「聖水」のアイテムクラッシュ「ハイドロストーム」の再現。
 
*"[[とある星]]"で雨の中拳を高く上げるアピールをするリヒターのカットは、原作で彼が使う「聖水」のアイテムクラッシュ「ハイドロストーム」の再現。
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*冒頭の[[リンク]]と[[ゼルダ]]、[[ガノンドロフ]]が対峙するカットは、メタ的には全員面識がない(本作のリンク・ゼルダ・ガノンドロフはそれぞれ別々の作品からの出典で、リンクとゼルダは作品ごとに別人)。一応対峙する宿命という意味では間違いない。
 
*冒頭の[[リンク]]と[[ゼルダ]]、[[ガノンドロフ]]が対峙するカットは、メタ的には全員面識がない(本作のリンク・ゼルダ・ガノンドロフはそれぞれ別々の作品からの出典で、リンクとゼルダは作品ごとに別人)。一応対峙する宿命という意味では間違いない。
 
*壁には初代ドンキーコングのドット絵が飾られている。ちなみに原作ではガールフレンドのキャンディーコングのポスターを飾っていることが多い。
 
*壁には初代ドンキーコングのドット絵が飾られている。ちなみに原作ではガールフレンドのキャンディーコングのポスターを飾っていることが多い。
*[[キングクルール]]が姿を表した時に[[ドンキーコング|ドンキー]]と[[ディディーコング|ディディー]]の目玉がガラスを貫いて飛び出す演出は『スーパードンキーコング2』のボス戦の演出の再現。ボスを目にしたディディーとディクシーが同じように目玉が飛び出す。
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*[[キングクルール]]が姿を表した時に[[ドンキーコング|ドンキー]]と[[ディディーコング|ディディー]]の目玉がガラスを貫いて飛び出す演出は『スーパードンキーコング』シリーズでよく見られる光景。ボスを目の前にするなど衝撃的な光景を前にドンキーやディディーの目玉が飛び出す。
 
*"[[海賊船]]"で[[ネス]]たちに[[踏み台ジャンプ|頭を踏まれる]]のは、『スーパードンキーコング』のラスボス戦の再現。原作では、投げた王冠を避け、ガラ空きの頭を踏みつけることでダメージを与えられる。
 
*"[[海賊船]]"で[[ネス]]たちに[[踏み台ジャンプ|頭を踏まれる]]のは、『スーパードンキーコング』のラスボス戦の再現。原作では、投げた王冠を避け、ガラ空きの頭を踏みつけることでダメージを与えられる。
 
*クルールとドンキーが激突するシーンで、ドンキーはWii版『PUNCH-OUT!!』に登場した際に使用したボクシンググローブを着けている。
 
*クルールとドンキーが激突するシーンで、ドンキーはWii版『PUNCH-OUT!!』に登場した際に使用したボクシンググローブを着けている。
*最後のカットは、『スーパードンキーコング』で一定のダメージを与えると死んだフリをして偽スタッフロールが流れるシーンのオマージュ。
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*最後のカットは、『スーパードンキーコング』で一定のダメージを与えると死んだフリをして偽スタッフロールが流れるシーンのオマージュ。巨大化して逆襲するのは、原作におけるドンキーたちとの体格差を再現したものとなっている。
 
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== しずえ:はたらきものの夢 ==
 
== しずえ:はたらきものの夢 ==
 
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=== 元ネタ・備考 ===
 
=== 元ネタ・備考 ===
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*異なるシリーズ出展となるファイターの『スマブラ』初参戦を同時に発表した唯一の参戦ムービー。
 
*"[[ニュードンク市庁舎]]"で[[ゼルダ]]をナンパしようとするケンのカットは、女癖の悪さがある設定に応えたもので、ゼルダはケンの妻であるイライザに見立てたもの。
 
*"[[ニュードンク市庁舎]]"で[[ゼルダ]]をナンパしようとするケンのカットは、女癖の悪さがある設定に応えたもので、ゼルダはケンの妻であるイライザに見立てたもの。
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*[[リトル・マック]]の攻撃を[[ジャストシールド]]で受け止めて「疾風迅雷脚」でカウンターを決めるシーンは、格闘ゲーム大会『EVO 2004』の『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』大会準決勝にて[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%85%E5%8E%9F%E5%A4%A7%E5%90%BE 梅原大吾]が操るケンが、ジャスティン・ウォン操る春麗が繰り出したスーパーアーツ「鳳翼扇」をブロッキングで全て捌き切って逆転勝利した「[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%8C%E6%B0%B4%E3%81%AE%E9%80%86%E8%BB%A2%E5%8A%87 背水の逆転劇]」と呼ばれる名シーンを意識したものかもしれない。
 
*[[Wii Fit トレーナー]]の下スマッシュ攻撃にそっぽを向くガオガエンのカットは、気分が乗らないとトレーナーの命令を無視する性格である、ポケモン図鑑の説明に応えたもの。
 
*[[Wii Fit トレーナー]]の下スマッシュ攻撃にそっぽを向くガオガエンのカットは、気分が乗らないとトレーナーの命令を無視する性格である、ポケモン図鑑の説明に応えたもの。
 
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== ジョーカー ==
 
== ジョーカー ==
 
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=== 心の怪盗団、オタカラをいただく ===
 
=== 心の怪盗団、オタカラをいただく ===
 
*動画:[https://www.youtube.com/watch?v=gB03qvkoIhU 【スマブラSP】心の怪盗団、オタカラをいただく]
 
*動画:[https://www.youtube.com/watch?v=gB03qvkoIhU 【スマブラSP】心の怪盗団、オタカラをいただく]
2018年12月7日(日本時間)にアメリカ・ロサンゼルスで開催された『The Game Awards 2018』で初めて公開された。
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2018年12月7日(日本時間)にアメリカ・ロサンゼルスで開催された『[https://www.youtube.com/watch?v=SHt3FyE-VIQ The Game Awards 2018]』で初めて公開された。
    
==== 元ネタ・備考 ====
 
==== 元ネタ・備考 ====
 
*導入部のカット、参戦カットはない。
 
*導入部のカット、参戦カットはない。
*このムービーで使用された楽曲は、「Life Will Change -instrumental version-」と「The Spirit」。この2曲はゲーム中には収録されなかった。
   
*ムービー中に登場したファイターは、[[マリオ]]、[[ドンキーコング]]、[[サムス]]、[[リンク]]、[[フォックス]]、[[カービィ]]、[[ネス]]の7体。
 
*ムービー中に登場したファイターは、[[マリオ]]、[[ドンキーコング]]、[[サムス]]、[[リンク]]、[[フォックス]]、[[カービィ]]、[[ネス]]の7体。
 
*アルセーヌが発する台詞「我は汝…汝は我…」は、原作シリーズにおいてペルソナ能力に覚醒した者との契約の口切り。
 
*アルセーヌが発する台詞「我は汝…汝は我…」は、原作シリーズにおいてペルソナ能力に覚醒した者との契約の口切り。
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*[[スピリッツ/ヒントの一覧#ステージ|毒の床]]を歩いて[[ビームソード]]を取る勇者のカットは、『ドラクエ』シリーズでマップ上のギミックとしてある[https://wikiwiki.jp/dqdic3rd/%E3%80%90%E6%AF%92%E3%81%AE%E6%B2%BC%E5%9C%B0%E3%80%91 毒の沼地]を意識したもの。沼地の先に宝箱などがある作品もあり、毒の床の先にビームソードがあるのはそれを意識している。
 
*[[スピリッツ/ヒントの一覧#ステージ|毒の床]]を歩いて[[ビームソード]]を取る勇者のカットは、『ドラクエ』シリーズでマップ上のギミックとしてある[https://wikiwiki.jp/dqdic3rd/%E3%80%90%E6%AF%92%E3%81%AE%E6%B2%BC%E5%9C%B0%E3%80%91 毒の沼地]を意識したもの。沼地の先に宝箱などがある作品もあり、毒の床の先にビームソードがあるのはそれを意識している。
 
*「ギガスラッシュ」を受ける相手が[[リドリー]]なのは、初代『ドラクエ』のラスボス"[https://wikiwiki.jp/dqdic3rd/%E3%80%90%E3%82%8A%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%8A%E3%81%86%E3%80%91 りゅうおう]"を意識したもの。
 
*「ギガスラッシュ」を受ける相手が[[リドリー]]なのは、初代『ドラクエ』のラスボス"[https://wikiwiki.jp/dqdic3rd/%E3%80%90%E3%82%8A%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%8A%E3%81%86%E3%80%91 りゅうおう]"を意識したもの。
*このムービーでは、[https://wikiwiki.jp/dqdic3rd/%E3%80%90%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%A5%BD%E5%9B%A3%E3%80%91 東京都交響楽団]の演奏による[https://youtu.be/RLvnvUyUhOg?t=208 『DQ3』版「ロトのテーマ」]と「[https://www.youtube.com/watch?v=xta61x3RkVo 冒険の旅]」が音楽に使用された。権利関係の都合上のためかゲーム中には収録されていない。「ロトのテーマ」は<del>[https://www.youtube.com/watch?v=fYQCun2C0Ts 勇者参戦のCM]</del><sup>[公開終了]</sup>でも使用されている。どちらにも『スマブラSP』のクレジットとは別に権利表記がされている。
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*このムービーでは、[https://wikiwiki.jp/dqdic3rd/%E3%80%90%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%A5%BD%E5%9B%A3%E3%80%91 東京都交響楽団]の演奏による音楽CD『交響組曲「ドラゴンクエストIII」そして伝説へ…』収録の「[https://www.youtube.com/watch?v=mnvLbtb0rmo ロトのテーマ]」と「[https://www.youtube.com/watch?v=1_aGXhIVxUY 冒険の旅]」が音楽に使用された。そのため最後の権利表記では『スマブラSP』の各版権元に加えて、楽曲の版元・演奏団のスギヤマ工房・東京都交響楽団がクレジットされている。なお、この2曲はゲーム中には収録されなかった。
 
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== バンジョー&カズーイ:仲間たち ==
 
== バンジョー&カズーイ:仲間たち ==
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== テリー:100メガショック! ==
 
== テリー:100メガショック! ==
 
[[ファイル:【スマブラSP】速報 挑戦者 現る!.png|300px|サムネイル]]
 
[[ファイル:【スマブラSP】速報 挑戦者 現る!.png|300px|サムネイル]]
*動画:[https://www.youtube.com/watch?v=bb6rmEH-1iQ 【スマブラSP】速報 挑戦者 現る!] , [https://www.youtube.com/watch?v=Zsg_3KIamBo 【スマブラSP】100メガショック!]
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*動画:[https://www.youtube.com/watch?v=bb6rmEH-1iQ 【スマブラSP】速報 挑戦者 現る!] / [https://www.youtube.com/watch?v=Zsg_3KIamBo 【スマブラSP】100メガショック!]
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*ムービーパート制作:バンダイナムコスタジオ<ref name="famitsu_sakurai_colmn_final" />
 
2019年9月5日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=mzEqIbJFD0Y Nintendo Direct 2019.9.5]』の中で『速報 挑戦者 現る!』の題で公開された。この時はムービー制作に時間がかかるためゲーム映像のパートは無く<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=D-1suPyyQ60 【スマブラSP】バンジョー&カズーイのつかいかた]</ref>、後の11月6日に放送された紹介動画『[https://www.youtube.com/watch?v=Qlst1JEu8MM 【スマブラSP】テリーのつかいかた]』の最後に完全版ムービーとして『100メガショック!』が公開された。
 
2019年9月5日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=mzEqIbJFD0Y Nintendo Direct 2019.9.5]』の中で『速報 挑戦者 現る!』の題で公開された。この時はムービー制作に時間がかかるためゲーム映像のパートは無く<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=D-1suPyyQ60 【スマブラSP】バンジョー&カズーイのつかいかた]</ref>、後の11月6日に放送された紹介動画『[https://www.youtube.com/watch?v=Qlst1JEu8MM 【スマブラSP】テリーのつかいかた]』の最後に完全版ムービーとして『100メガショック!』が公開された。
    
=== 元ネタ・備考 ===
 
=== 元ネタ・備考 ===
 
*完全版ムービーの題名『100メガショック!』は、記録容量100メガビット以上のソフトに付けられた、ネオジオを象徴するキャッチコピーから取られている。
 
*完全版ムービーの題名『100メガショック!』は、記録容量100メガビット以上のソフトに付けられた、ネオジオを象徴するキャッチコピーから取られている。
**ネオジオ(Advanced Entertainment System)は同時期の業務用ゲーム基板『Multi Video System』との完全互換を実現しており、1990年代前半に家庭向けに発売されたゲーム機の中ではアーケードのゲームと寸分変わらないものが遊べるという、当時の群を抜いてハイスペックなゲーム機であった。ちなみに、100メガショック第1弾ソフトは1992年発売の『龍虎の拳』、第2弾は『餓狼伝説2』。
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**ネオジオ(Advanced Entertainment System)は同時期の業務用ゲーム基板『Multi Video System』との完全互換を実現しており、1990年代前半に発売された家庭用ゲーム機の中ではアーケードゲームと寸分変わらないものが遊べるという、当時としては群を抜いてハイスペックなゲーム機であった。ちなみに、100メガショック第1弾ソフトは1992年発売の『龍虎の拳』、第2弾は『餓狼伝説2』。
 
*海外における完全版ムービーの題名は、[[テリー・ボガード|テリー]]のキャッチコピーの一つ「伝説の狼」から取られた、『[https://www.youtube.com/watch?v=lvT-b5y9tsE The Legendary Wolf]』となっている。
 
*海外における完全版ムービーの題名は、[[テリー・ボガード|テリー]]のキャッチコピーの一つ「伝説の狼」から取られた、『[https://www.youtube.com/watch?v=lvT-b5y9tsE The Legendary Wolf]』となっている。
 
*ムービーパートの映像は、『速報 挑戦者 現る!』と『100メガショック!』とでは一部異なる。
 
*ムービーパートの映像は、『速報 挑戦者 現る!』と『100メガショック!』とでは一部異なる。
 
**冒頭の任天堂のゲーム機年表(とネオジオ)のシーンは、『100メガショック!』ではカットされている。
 
**冒頭の任天堂のゲーム機年表(とネオジオ)のシーンは、『100メガショック!』ではカットされている。
 
**テリーの参戦カットの背景が青から赤に変わっている。
 
**テリーの参戦カットの背景が青から赤に変わっている。
*ムービー中に登場したSNKのキャラクター達は、ネオジオ時代に発売されたゲームのスプライト素材が使用・アレンジされている。なお、このムービーで新たに描き起こされたドット絵は、『源平討魔伝』のドット絵制作を担当していたスタッフにより手掛けられたことが明かされている<ref>桜井政博のゲームについて思うこと VOL.599</ref>。
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*ムービーパートに登場したSNK作品のドット絵は、『スマブラSP』の開発チームが新たに描き起こして再現したものとなっており<ref name="famitsu_sakurai_colmn_final" />、『源平討魔伝』(ナムコ発売)のドット絵制作を担当していたスタッフにより手掛けられた<ref>桜井政博のゲームについて思うこと VOL.599</ref>。
 
**最初の招待状とそれを握り燃やそうする手のシーンは[https://www.youtube.com/watch?v=HOpZJZE0UR4 『THE KING OF FIGHTERS '94』イントロダクションムービー]より。本来は、差出人【[https://kakuge.com/wiki/pages/%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3 R]】から全世界の格闘家に送られた招待状を主人公の[https://kakuge.com/wiki/pages/%E8%8D%89%E8%96%99_%E4%BA%AC 草薙京]が握り燃やすところから盛り上がり始めるといった演出。
 
**最初の招待状とそれを握り燃やそうする手のシーンは[https://www.youtube.com/watch?v=HOpZJZE0UR4 『THE KING OF FIGHTERS '94』イントロダクションムービー]より。本来は、差出人【[https://kakuge.com/wiki/pages/%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3 R]】から全世界の格闘家に送られた招待状を主人公の[https://kakuge.com/wiki/pages/%E8%8D%89%E8%96%99_%E4%BA%AC 草薙京]が握り燃やすところから盛り上がり始めるといった演出。
 
***この参戦ムービーでの差出人【S】は、製作スタッフにより手が加えられたプロットであることが語られており、[[桜井政博]]は「SはスマブラのSでもあるということでお願いします」としている<ref>[https://youtu.be/Qlst1JEu8MM?t=2729 【スマブラSP】テリーのつかいかた] 47分29秒~</ref>。
 
***この参戦ムービーでの差出人【S】は、製作スタッフにより手が加えられたプロットであることが語られており、[[桜井政博]]は「SはスマブラのSでもあるということでお願いします」としている<ref>[https://youtu.be/Qlst1JEu8MM?t=2729 【スマブラSP】テリーのつかいかた] 47分29秒~</ref>。
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*最後の『スマブラSP』と『餓狼伝説』のコラボレーション表記で使用された銅鑼の音は、初代『餓狼伝説』『餓狼伝説2』『餓狼伝説スペシャル』のイントロダクションムービーの最後に表示されるタイトルロゴと共に流れる効果音を意識している。
 
*最後の『スマブラSP』と『餓狼伝説』のコラボレーション表記で使用された銅鑼の音は、初代『餓狼伝説』『餓狼伝説2』『餓狼伝説スペシャル』のイントロダクションムービーの最後に表示されるタイトルロゴと共に流れる効果音を意識している。
 
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== ベレト/ベレス:風花雪撃 ==
 
== ベレト/ベレス:風花雪撃 ==
 
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*最後のベレトと3色の[[ピクミン]]のカットは、ピクミンを士官学校の3つの学級に見立てて、ベレト/ベレスが担任する学級を1つ選ぶシーンを再現している。ベレトが[[しゃがみ]]中に顎に手を当てるのは、その選択をする間などに見せる仕草と同じ。
 
*最後のベレトと3色の[[ピクミン]]のカットは、ピクミンを士官学校の3つの学級に見立てて、ベレト/ベレスが担任する学級を1つ選ぶシーンを再現している。ベレトが[[しゃがみ]]中に顎に手を当てるのは、その選択をする間などに見せる仕草と同じ。
 
*海外における題名『[https://www.youtube.com/watch?v=6fwAk1P8TLU The Ashen Demon]』は、ベレト/ベレスの傭兵時代の異名である「灰色の悪魔」から取られている。ちなみに、「灰色の悪魔」は"[[特設リング]]"ステージでの通り名にもなっている。
 
*海外における題名『[https://www.youtube.com/watch?v=6fwAk1P8TLU The Ashen Demon]』は、ベレト/ベレスの傭兵時代の異名である「灰色の悪魔」から取られている。ちなみに、「灰色の悪魔」は"[[特設リング]]"ステージでの通り名にもなっている。
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*後の『ファイアーエムブレム エンゲージ』ではユニットが紋章士「エーデルガルト/ディミトリ/クロード」とエンゲージした際に放てるエンゲージ技「連花月風閃」の演出として、この参戦ムービーから下記のものが逆輸入されている。
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**ソティスがベレスに3種の英雄の遺産を与えるシーンにおける、各種の英雄の遺産がそれぞれ赤・青・黄色の光を放ちながら画面に迫り来る演出。
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**ベレスが3種の英雄の遺産と共に飛行する演出。ただし『エンゲージ』では「アイムール」のみ使用ユニットが手に持っている。
 
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== ミェンミェン:ラーメン大好き娘さん ==
 
== ミェンミェン:ラーメン大好き娘さん ==
 
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=== 元ネタ・備考 ===
 
=== 元ネタ・備考 ===
 
*[[ミェンミェン]]がラーメン屋の服装姿を見せたのはこれが初めて。また、原作では描かれなかった、ARMS能力者が能力を発現していない普通の腕の状態を見せたのもこれが初となった。
 
*[[ミェンミェン]]がラーメン屋の服装姿を見せたのはこれが初めて。また、原作では描かれなかった、ARMS能力者が能力を発現していない普通の腕の状態を見せたのもこれが初となった。
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*招待状を奪い合うという演出は、発表当初は『ARMS』からの参戦ファイターであることのみが明かされていたことを踏まえ、その招待状が誰に渡るかという緊張感を持たせる演出となっている。
 
*ゲーム映像のパートで、ミェンミェンが立ち状態のまま「アームチェンジ」(下必殺ワザ)するシーンがあるが、実際のゲームでは入力の関係で地上ではしゃがんだ状態でしか使用できない。
 
*ゲーム映像のパートで、ミェンミェンが立ち状態のまま「アームチェンジ」(下必殺ワザ)するシーンがあるが、実際のゲームでは入力の関係で地上ではしゃがんだ状態でしか使用できない。
 
*"[[ウーフーアイランド]]"で[[Wii Fit トレーナー]]の「サッカーボール」を打ち返すカットは、『ARMS』の対戦ルールの一つとしてある「バレーボール」を意識している。
 
*"[[ウーフーアイランド]]"で[[Wii Fit トレーナー]]の「サッカーボール」を打ち返すカットは、『ARMS』の対戦ルールの一つとしてある「バレーボール」を意識している。
 
*[[キャプテン・ファルコン]]がランチを食べる光景というと、「ファルコン・ランチ」の一言のみ沿えた自身の昼食の写真をひたすら投稿するTwitterアカウントの存在を思い起こさせる。これは公式とは関係ない二次創作ではあるが、ARMSファイターが招待状を奪い合う中ラーメンを食べ続けるというシュールな展開はもしかするとそこからインスピレーションを受けたもの……なのかもしれない。そのTwitterアカウントについては、[https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81 ピクシブ百科事典の記事]が詳しい。
 
*[[キャプテン・ファルコン]]がランチを食べる光景というと、「ファルコン・ランチ」の一言のみ沿えた自身の昼食の写真をひたすら投稿するTwitterアカウントの存在を思い起こさせる。これは公式とは関係ない二次創作ではあるが、ARMSファイターが招待状を奪い合う中ラーメンを食べ続けるというシュールな展開はもしかするとそこからインスピレーションを受けたもの……なのかもしれない。そのTwitterアカウントについては、[https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81 ピクシブ百科事典の記事]が詳しい。
**『ARMS』と絡むうえでの登場キャラクターの選出としては、競技スポーツに出場する覆面の選手繋がりという点で一致している。
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**『ARMS』と絡むうえでの登場キャラクターの選出としては、競技スポーツに出場する覆面選手繋がりという点で一致している。
 
*このムービーでキャプテン・ファルコンが'''ラーメンをすする声のためだけ'''に、担当声優の[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E5%B7%9D%E3%82%8A%E3%82%87%E3%81%86 堀川りょう]が収録に参加し、ファルコンに新たな声が吹きこまれた。
 
*このムービーでキャプテン・ファルコンが'''ラーメンをすする声のためだけ'''に、担当声優の[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E5%B7%9D%E3%82%8A%E3%82%87%E3%81%86 堀川りょう]が収録に参加し、ファルコンに新たな声が吹きこまれた。
 
**'''『スマブラ』シリーズにおけるファルコンの声は一貫して『スマブラ64』で収録されていた音声バンクのみが使われ続けてきた'''ため、堀川はその時以来約22年ぶりにファルコンを演じることとなった。
 
**'''『スマブラ』シリーズにおけるファルコンの声は一貫して『スマブラ64』で収録されていた音声バンクのみが使われ続けてきた'''ため、堀川はその時以来約22年ぶりにファルコンを演じることとなった。
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*題名の『ラーメン大好き娘さん』は、漫画『[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3%E5%A4%A7%E5%A5%BD%E3%81%8D%E5%B0%8F%E6%B3%89%E3%81%95%E3%82%93 ラーメン大好き小泉さん]』のパロディなのかもしれない。ちなみにこの漫画の題名は、[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%AD%90%E4%B8%8D%E4%BA%8C%E9%9B%84 藤子不二雄]が手掛けた漫画作品の多くに登場するキャラクターのラーメン大好き「[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E3%81%95%E3%82%93 小池さん]」をテーマにした[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E4%B9%B1Q シャ乱Q]の楽曲『[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%B8%E8%A3%82!%E3%81%B8%E3%81%AA%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%93%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%81 ラーメン大好き小池さんの唄]』が元ネタになっている。
 
*題名の『ラーメン大好き娘さん』は、漫画『[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3%E5%A4%A7%E5%A5%BD%E3%81%8D%E5%B0%8F%E6%B3%89%E3%81%95%E3%82%93 ラーメン大好き小泉さん]』のパロディなのかもしれない。ちなみにこの漫画の題名は、[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%AD%90%E4%B8%8D%E4%BA%8C%E9%9B%84 藤子不二雄]が手掛けた漫画作品の多くに登場するキャラクターのラーメン大好き「[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E3%81%95%E3%82%93 小池さん]」をテーマにした[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E4%B9%B1Q シャ乱Q]の楽曲『[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%B8%E8%A3%82!%E3%81%B8%E3%81%AA%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%93%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%81 ラーメン大好き小池さんの唄]』が元ネタになっている。
 
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== スティーブ/アレックス/ゾンビ/エンダーマン:目を合わせてはいけません ==
 
== スティーブ/アレックス/ゾンビ/エンダーマン:目を合わせてはいけません ==
 
[[ファイル:【スマブラSP】 目を合わせてはいけません.png|300px|サムネイル]]
 
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=== 元ネタ・備考 ===
 
=== 元ネタ・備考 ===
 
*ムービーでは原作『Minecraft』の要素を再現したカットが多数存在しており、[[ゾンビ]]と[[エンダーマン]]は原作での習性や能力が再現されている。
 
*ムービーでは原作『Minecraft』の要素を再現したカットが多数存在しており、[[ゾンビ]]と[[エンダーマン]]は原作での習性や能力が再現されている。
**[[スティーブ]]が下強攻撃で地面を燃やすと[[たべもの|ローストチキン]]が出てくるのは、[https://minecraft.gamepedia.com/Cooked_Chicken 焼き鳥]の調理を表現したもの(調理手段は異なる)。[[ダックハント]]はペットにできる[https://minecraft.gamepedia.com/Wolf オオカミ]役で、肉系の食料を餌に与えられる。
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**[[スティーブ]]が下強攻撃で地面を燃やすと[[たべもの|ローストチキン]]が出てくるのは、[https://ja.minecraft.wiki/w/%E7%84%BC%E3%81%8D%E9%B3%A5 焼き鳥]の調理を表現したもの(調理手段は異なる)。[[ダックハント]]はペットにできる[https://ja.minecraft.wiki/w/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%9F オオカミ]役で、肉系の食料を餌に与えられる。
 
**アレックスが剣で[[コッコ]]を追い回すのは、食料を得るための基本的な手段である狩猟の再現。ちなみに養殖もできる。
 
**アレックスが剣で[[コッコ]]を追い回すのは、食料を得るための基本的な手段である狩猟の再現。ちなみに養殖もできる。
 
**ゾンビ関連
 
**ゾンビ関連
 
***家のドアを破壊して現れるシーンは、木のドアを破壊しようとする原作の行動パターンの一つを再現している。難易度ノーマル以下ではヒビが入るまでだが、難易度ハード(ハードコアモード含む)だと木のドアは破壊されてしまう。
 
***家のドアを破壊して現れるシーンは、木のドアを破壊しようとする原作の行動パターンの一つを再現している。難易度ノーマル以下ではヒビが入るまでだが、難易度ハード(ハードコアモード含む)だと木のドアは破壊されてしまう。
 
***ゾンビの群れの中の1体が[[ミニ化]]しているのは、子供ゾンビの再現。
 
***ゾンビの群れの中の1体が[[ミニ化]]しているのは、子供ゾンビの再現。
***[[ウルフ]]がゾンビをふっとばした直後に[[たべもの|肉]]が落ちてくるのは、ゾンビを倒すと[https://minecraft.gamepedia.com/Rotten_Flesh 腐った肉]をドロップすることを再現している。
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***[[ウルフ]]がゾンビをふっとばした直後に[[たべもの|肉]]が落ちてくるのは、ゾンビを倒すと[https://ja.minecraft.wiki/w/%E8%85%90%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%82%89 腐った肉]をドロップすることを再現している。
 
**エンダーマン関連
 
**エンダーマン関連
 
***家で[[ねむり|寝ている]]スティーブの隣に現れるシーンは、明かりがない一定以下の暗所ではゾンビも含めた各敵モンスターが出現してくることを意識している。原作では、近くに敵がいると寝ることができなくなる。
 
***家で[[ねむり|寝ている]]スティーブの隣に現れるシーンは、明かりがない一定以下の暗所ではゾンビも含めた各敵モンスターが出現してくることを意識している。原作では、近くに敵がいると寝ることができなくなる。
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*このムービーではゲーム中の"[[マインクラフト ワールド]]"では再現できない、民家を使った演出(スティーブと入れ替わるように家から出てくるアレックス、民家のドアを壊すゾンビ、及びエンダーマンの登場シーン)が用いられている。
 
*このムービーではゲーム中の"[[マインクラフト ワールド]]"では再現できない、民家を使った演出(スティーブと入れ替わるように家から出てくるアレックス、民家のドアを壊すゾンビ、及びエンダーマンの登場シーン)が用いられている。
 
*海外における題名『[https://www.youtube.com/watch?v=90Jve_qWnpc A New Seed!]』は、『Minecraft』でワールドを作成する際に使用される数値「シード値」に掛けた題名となっており、意訳すると「新しい世界」になる。
 
*海外における題名『[https://www.youtube.com/watch?v=90Jve_qWnpc A New Seed!]』は、『Minecraft』でワールドを作成する際に使用される数値「シード値」に掛けた題名となっており、意訳すると「新しい世界」になる。
*このムービーの放送でスティーブ達の参戦が明かされた瞬間はインターネット上の反響が非常に大きく、同時にTwiterが十数分間サーバーダウンに陥る事態が起きたことが話題になった<ref>[https://jp.ign.com/minecraft/47404/news/minecraft-specialtwitter 『Minecraft』キャラクターの『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』参戦でTwitterがクラッシュ? パロディ作品が続々登場]</ref><ref>[https://screenrant.com/super-smash-bros-ultimate-minecraft-dlc-crash-twitter/ Super Smash Bros Ultimate DLC Reveal Crashes Twitter]</ref>。
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*このムービーの放送でスティーブ達の参戦が明かされた瞬間はインターネット上の反響が非常に大きく、それと同時にTwiterが十数分間サーバーダウンしたことが話題になった<ref>[https://jp.ign.com/minecraft/47404/news/minecraft-specialtwitter 『Minecraft』キャラクターの『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』参戦でTwitterがクラッシュ? パロディ作品が続々登場]</ref><ref>[https://screenrant.com/super-smash-bros-ultimate-minecraft-dlc-crash-twitter/ Super Smash Bros Ultimate DLC Reveal Crashes Twitter]</ref>。また、[[桜井政博]]と『Minecraft』公式もサーバーダウンに反応していた<ref>[https://twitter.com/Sora_Sakurai/status/1311671639650652160 桜井 政博 Twitter]<sup>[[https://web.archive.org/web/20220621210818/https://twitter.com/Sora_Sakurai/status/1311671639650652160 インターネットアーカイブ]]</sup> , [https://twitter.com/Minecraft/status/1312437382411481088 Minecraft Twitter]<sup>[[https://web.archive.org/web/20220826053429/https://twitter.com/Minecraft/status/1312437382411481088 インターネットアーカイブ]]</sup></ref>。
    
== セフィロス:片翼の天使 ==
 
== セフィロス:片翼の天使 ==
 
[[ファイル:【スマブラSP】片翼の天使.png|300px|サムネイル]]
 
[[ファイル:【スマブラSP】片翼の天使.png|300px|サムネイル]]
 
*動画:[https://www.youtube.com/watch?v=cCMErUyCCNc 【スマブラSP】片翼の天使]
 
*動画:[https://www.youtube.com/watch?v=cCMErUyCCNc 【スマブラSP】片翼の天使]
2020年12月11日(日本時間)に開催されたオンラインイベント『The Game Awards 2020』で公開された。
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2020年12月11日(日本時間)に開催されたオンラインイベント『[https://www.youtube.com/watch?v=zWz6v-UAs8Q The Game Awards 2020]』で公開された。
    
=== 元ネタ・備考 ===
 
=== 元ネタ・備考 ===
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*『Nintendo Direct』の初公開時では導入部のカットはなかった。
 
*『Nintendo Direct』の初公開時では導入部のカットはなかった。
 
*この参戦ムービーは'''[[桜井政博]]が唯一プロットを考案しておらず、モノリスソフトが主導'''して制作を行ったものとなっている<ref>[https://youtu.be/9hftJVvhZpE?t=2030 【スマブラSP】ホムラ/ヒカリのつかいかた] 33分50秒~</ref>。
 
*この参戦ムービーは'''[[桜井政博]]が唯一プロットを考案しておらず、モノリスソフトが主導'''して制作を行ったものとなっている<ref>[https://youtu.be/9hftJVvhZpE?t=2030 【スマブラSP】ホムラ/ヒカリのつかいかた] 33分50秒~</ref>。
*ムービーパートのCGは、ホムラ/ヒカリを含む『ゼノブレイド2』のキャラクターやローケーションは原作のものを、他のファイター達や[[終点]]は『スマブラSP』のゲーム内モデルが使用されている。
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*ムービーパートのCGは、ホムラ/ヒカリを除く『ゼノブレイド2』のキャラクターやロケーションは原作のものを、ホムラ/ヒカリや[[シュルク]]を含む他ファイター、[[終点]]は『スマブラSP』のゲーム内モデルが使用されている。
 
*2人の参戦カットのポーズは、グッドスマイルカンパニー発売の1/7スケールフィギュアのポーズと同じ<ref>グッドスマイルカンパニーの商品ページ:[https://www.goodsmile.info/ja/product/6966/%E3%83%9B%E3%83%A0%E3%83%A9.html ホムラ]/[https://www.goodsmile.info/ja/product/7196/%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%AA.html ヒカリ]</ref>。
 
*2人の参戦カットのポーズは、グッドスマイルカンパニー発売の1/7スケールフィギュアのポーズと同じ<ref>グッドスマイルカンパニーの商品ページ:[https://www.goodsmile.info/ja/product/6966/%E3%83%9B%E3%83%A0%E3%83%A9.html ホムラ]/[https://www.goodsmile.info/ja/product/7196/%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%AA.html ヒカリ]</ref>。
 
*ゲーム映像パート冒頭のカットの中で"[[天空の祭壇]]"が使われたのは、彼女達の旅の目的地である楽園がある世界樹に因んだもの。
 
*ゲーム映像パート冒頭のカットの中で"[[天空の祭壇]]"が使われたのは、彼女達の旅の目的地である楽園がある世界樹に因んだもの。
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*後ろ姿で巨神獣を眺めるホムラと[[レックス]](の[[Mii]])のカットは、原作の[https://xenoblade.fandom.com/wiki/Pyra?file=XC2-011.png コンセプトアートの一つ]を再現したもの。
 
*後ろ姿で巨神獣を眺めるホムラと[[レックス]](の[[Mii]])のカットは、原作の[https://xenoblade.fandom.com/wiki/Pyra?file=XC2-011.png コンセプトアートの一つ]を再現したもの。
 
*2人の[[最後の切りふだ]]を受ける相手は、レックス一行と敵対することになる人物達を意識している。[[アイク]]と[[ガノンドロフ]]は屈強な大剣使い繋がりでメツ役、青カラー[[ジョーカー]]は彼が普段着けているメガネ繋がりでヨシツネ役。ボーイ([[インクリング]])は青い肌を持つアーケディア人のマルベーニを意識したものかもしれない。
 
*2人の[[最後の切りふだ]]を受ける相手は、レックス一行と敵対することになる人物達を意識している。[[アイク]]と[[ガノンドロフ]]は屈強な大剣使い繋がりでメツ役、青カラー[[ジョーカー]]は彼が普段着けているメガネ繋がりでヨシツネ役。ボーイ([[インクリング]])は青い肌を持つアーケディア人のマルベーニを意識したものかもしれない。
*最後の[[シュルク]]との会話は、『ゼノブレイド2』のエキスパンション・パス収録のチャレンジバトルモードで共演していたことに因んだもの。
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*最後のシュルクとの会話は、『ゼノブレイド2』のエキスパンション・パス収録のチャレンジバトルモードで共演していたことに因んだもの。
 
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**[[インクリング]]=[https://kakuge.com/wiki/pages/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC ブライアン・フューリー]:4Pカラーで『鉄拳7FR』で着用する緑のミリタリージャケットとスカルマスクを表現。また、『スマブラ』のインクリングが体術で使う蹴りワザは、ブライアンの格闘スタイルがキックボクシングであることと共通している。
 
**[[インクリング]]=[https://kakuge.com/wiki/pages/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC ブライアン・フューリー]:4Pカラーで『鉄拳7FR』で着用する緑のミリタリージャケットとスカルマスクを表現。また、『スマブラ』のインクリングが体術で使う蹴りワザは、ブライアンの格闘スタイルがキックボクシングであることと共通している。
 
**[[ゼロスーツサムス]]=[https://kakuge.com/wiki/pages/%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%BA ニーナ・ウィリアムズ]:容姿や性格、組織の依頼で行動していることや、小技を駆使した接近戦を得意とする性能と、似通った点が多い。4Pカラーで映画『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』でのスーツ姿を表現。
 
**[[ゼロスーツサムス]]=[https://kakuge.com/wiki/pages/%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%BA ニーナ・ウィリアムズ]:容姿や性格、組織の依頼で行動していることや、小技を駆使した接近戦を得意とする性能と、似通った点が多い。4Pカラーで映画『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』でのスーツ姿を表現。
**[[ドンキーコング]]=[https://kakuge.com/wiki/pages/%E3%82%AF%E3%83%9E_%28%E9%89%84%E6%8B%B3%29 クマ]:体格の大きいパワータイプの動物キャラ繋がり。
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**[[ドンキーコング]]=[https://kakuge.com/wiki/pages/%E3%82%AF%E3%83%9E_%28%E9%89%84%E6%8B%B3%29 クマ]:体格の大きい動物のパワーキャラ繋がり。
 
**[[ガオガエン]]=三島平八:平八の道着の背中に虎の顔が刺繍されていることに因んでいる。また、担当声優([https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%A1%9A%E9%81%8B%E6%98%87 石塚運昇])繋がりでもある。
 
**[[ガオガエン]]=三島平八:平八の道着の背中に虎の顔が刺繍されていることに因んでいる。また、担当声優([https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%A1%9A%E9%81%8B%E6%98%87 石塚運昇])繋がりでもある。
 
*カズヤの参戦カットと勝利時に流れるナレーションのコールは、『鉄拳7』のものが使用されている。
 
*カズヤの参戦カットと勝利時に流れるナレーションのコールは、『鉄拳7』のものが使用されている。
**前者で発せられるコール「GET READY FOR NEXT BATTLE」は、『鉄拳4』以降の対戦前読み込み画面で表示される文言である(『鉄拳5』以降はコール付き)。
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**前者で発せられるコール「GET READY FOR NEXT BATTLE」は、『鉄拳4』以降の対戦カード画面で表示される文言である(『鉄拳5』以降はコール付き)。
 
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== ソラ:最後のカギ ==
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*動画:[https://www.youtube.com/watch?v=Jqhp4M1lMTw 【スマブラSP】最後のカギ]
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2021年10月5日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=49x_45uSuQg 【スマブラSP】ソラのつかいかた]』で公開された。
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=== 元ネタ・備考 ===
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*『ソラのつかいかた』での初公開時ではソラ参戦の瞬間までが流された後に桜井政博が「えーっ!」と驚く素振りを見せて中断し、ソラの紹介に入った。そして、改めて公開されたこのムービーで番組の最後を締めくくる形で公開された。
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*ムービーパートにおける一連の演出は、[[#Nintendo Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ 初登場映像|本作の初公開映像]]の流れを汲んだものであると同時に、イメージの世界を舞台にした『スマブラ』と「心」そのものをテーマにした『キングダム ハーツ』両作の世界観を重ねたものとなっている。
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**灯火が燃え尽きると共に[[フィギュア]]に戻ってしまうファイター達と、一人目覚めた[[マリオ]]が残り火をつかみ取ってソラを呼び出すシーンは、『キングダム ハーツ』で描かれた深い闇の奥でも光があると信じるシーンの数々を想起させる。
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**ちなみに『キングダム ハーツ』自体の制作は『スーパーマリオ64』に強く触発されたことが直接の発端であった<ref>[https://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/creators/vol15/index.html 社長が訊く『ニンテンドー3DS』ソフトメーカークリエーター篇 第15回:『KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]』]</ref>ため、ある意味でフォロワー作へのリスペクトとも取れる演出と言える。
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*ムービーでは、原作の『キングダム ハーツ』シリーズ及びディズニー作品を再現・オマージュしたシーンが多く存在している。
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**ソラを呼び出すマリオ:世界の異変を察知して一人旅立ち、ソラ達を導いた、『キングダム ハーツ』におけるキーキャラクターである王様(ミッキーマウス)を強く意識している。両者ともに、任天堂とディズニーを象徴するキャラクター。
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**キーブレードで開かれる鍵穴:『KHII』より、世界のゲートの鍵穴を開くシーンの再現。
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**ソラの登場シーン:『ピーター・パン』より。ソラは『KHI』でピーター・パンの仲間のウェンディ救出の道中でティンカー・ベルから妖精の粉をかけられて空を飛べるようになった。
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**ゲームパートでのソラの初登場:ダイブ・トゥ・ハート([[ホロウバスティオン]])が舞台になっているのは、『KHI』のチュートリアルとして最初にソラを操作できるめざめの園(精神世界)を意識している。
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**[[ミュウツー]]を攻撃するソラ:『キングダム ハーツ』における魔物に相当する存在を意識している。闇を持つイメージからは心の闇が具現化したハートレス、人工的に作り出された設定はそこから区別される「エンブレム」、白い外見はノーバディの魔物と共通している。
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**光と闇の狭間({{SP|アドベンチャー}}モードの[[最終決戦/最終ステージ攻略#ステップ3|ラスボス戦バージョンの終点]])で落ちるソラ:『KHI』のオープニングムービーなどで表現される、精神世界への遷移のイメージ。背景は『キングダム ハーツ』の物語の主軸が光と闇の対立であることと、自身の心も光と闇の間で揺れ動くことの表現。
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**[[クラウド・ストライフ|クラウド]]との邂逅と[[セフィロス]]との一騎打ち:『KHI・II』などで共演していたことに因んでいる。後者は『KHII』における隠しボス戦の再現。
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**"[[ニュードンク市庁舎]]"と[[シュルク]]:『KHIII』最終盤に訪れるスカラ・アド・カエルムを意識したもので、かつてキーブレード使いが集う都だった設定に因んで、同じく物語に大きく関わる特別な剣の使い手であるシュルクが登場している。
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**"ホロウバスティオン"の紹介シーンで登場する[[ブラックピット]]と[[ベレス]]:黒衣繋がりでXIII機関のメンバーなどが着用する「狭間の者の衣」を意識している。
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**ダイブ・トゥ・ハートのステンドグラスを見るソラ:ヴェントゥス→シオン→ソラの順で絵が変わっていくのは、ヴェントゥスとシオンがそれぞれソラに関わりのある秘密を持っていることを示唆している。
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**海辺を走るソラ:『KHI』より、序章でリクとカイリの3人で競走するシーンの再現。
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**"[[夢の泉]]"に「ハリケーンピリオド」(下空中攻撃)で着地するソラ:『KHIII』より、闇の世界でのリクの危機に駆け付けるシーンを意識している。
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**"[[ジャングルガーデン]]"で夕日を見つめるソラと[[むらびと]]の女の子:『KHI』より、序章で外の世界に出る直前のカイリとの会話シーンの再現。
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**3体の[[カービィ]]にアイテムを投げて食べさせるソラ:『KHIII』での100エーカーの森のミニゲームより。[[ピーチ]]・[[デイジー]]のカブ(野菜)→[[バナナガン]](果物)→[[ファイアフラワー]](花)で、ステージと玉が異なる「ティガーのベジタブルファーム」「ランピーのフルーツキャッチ」「プーのハニーポット」を表現している。
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**"[[カロスポケモンリーグ]]"(水門の間)とみずタイプポケモンたち:アトランティカとその住人である海の生き物を意識している。ソラの「ケアルガ」(上アピール)は、エフェクトのベル→鳴り物(楽器)→音楽で、『KHII』にてイベントを進めるごとに挿入されるミュージカルのミニゲームを示唆したものとなっている。
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**タイムレス・リバー風のソラとセピア調の[[デデデ]]:デデデはミッキーのライバルで、『キングダム ハーツ』でも悪役として登場するピート役。ステージの"[[ペーパーマリオ]]"は、ソラ達がタイムレス・リバーで最初に訪れた礎の丘を意識している。
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**[[ヨッシー|たまご]]から出てくる[[ピチュー]]たち:『KHIII』のミニゲーム「リトルシェフのレストラン」のたまご割りより。ピチューが2匹に増えるのは評価が「EXCELLENT」だと黄身が2つになることに由来。
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**浮遊するソラ、[[しずえ]]、[[ピーチ]]:100エーカーの森のミニゲームが、風船で飛びながらアクションすることが多いことに因んだものかもしれない。ソラが風船で飛ぶミニゲームは、『Re:COM』の「バルーングライダー」や『KHII』の「プーのおおあらし」がある。
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**[[ピカチュウ]]、[[インクリング]]との3ショットと[[スーパーしあわせのツリー]]:動物キャラ繋がりで、旅仲間のドナルドダックとグーフィーを意識している。ステージは、木の中心に生っているハートフルーツで、原作のタイトルにもなっている生命の証の集合体「キングダムハーツ」を表現している。
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**終盤で次々に変わるステージ背景は、以下のワールドを意識したものと思われる。
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***[[戦場]]=デスティニーアイランド
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***[[頂上]]=アレンデール(アナと雪の女王)
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***[[天空の祭壇]]=ディープジャングル(ターザン)、あるいはキングダム・オブ・コロナ(塔の上のラプンツェル)
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***[[ガウル平原]]=プライド・ランド(ライオン・キング)
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***[[ドルピックタウン]]=スカラ・アド・カエルム
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***[[天空界]]=オリンポス(ヘラクレス)
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***[[オルディン大橋]]=キーブレード墓場
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*[[桜井政博]]はこのムービーのプロットをディズニーの制作ガイドラインを確認しながら1時間半で書き上げたと語っている。また、当初はマリオに専用デザインのキーブレードを振ってもらうことも考えられていたが、キーブレードを使えるのはキーブレード使いだけという設定が存在するため、完成したムービーではマリオが灯火(ソラのキーブレード)を放ち、それによって開かれた鍵穴から登場する形となった<ref name="famitsu_sakurai_colmn_final" />。
    
== その他の参戦発表 ==
 
== その他の参戦発表 ==
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| シモン || Lashes Out! || 鞭を激しく打ち付けた! || 「Lash Out」は激しく攻撃するという意味。Lash自体は元々はムチを意味する言葉。
 
| シモン || Lashes Out! || 鞭を激しく打ち付けた! || 「Lash Out」は激しく攻撃するという意味。Lash自体は元々はムチを意味する言葉。
 
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| リヒター || Crosses Over! || 越えてきた! || 「Cross over」は何かを越えるという意味で、ゲームなどのコラボにはクロスオーバーという表現が使われやすい。また、ムービー終盤のコラボレーションの表現で使われた必殺ワザの「クロス」にも掛かっている。
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| リヒター || Crosses Over! || 越えてきた! || 「Cross over」は何かを越えるという意味で、ゲームなどのコラボにはクロスオーバーという表現が使われやすい。『スマブラ』そのものだけでなく、シモンとリヒターは本来違う時代の人物であるためその邂逅をも指したものか。また、ムービー終盤のコラボレーションの表現で使われた必殺ワザの「クロス」にも掛かっている。
 
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| キングクルール || Comes Aboard! || 乗り込んで来た! || 「Comes Aboard」は主に乗り物に乗り込む意味で、ムービー内でのニュアンスは日本語で言う「殴り込み」に近い表現。クルールが海賊船を所有していることを意識したもの。
 
| キングクルール || Comes Aboard! || 乗り込んで来た! || 「Comes Aboard」は主に乗り物に乗り込む意味で、ムービー内でのニュアンスは日本語で言う「殴り込み」に近い表現。クルールが海賊船を所有していることを意識したもの。
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| カズヤ || GETS READY FOR NEXT BATTLE || 次のバトルの準備はいいか? || 『鉄拳4』以降の対戦カード画面で表示される文言より。フォントは『鉄拳7』と同じものが使用されている。なお、このムービーで使用するにあたって文法に合わせた改変がされており、「GET」が三人称単数でカズヤを指した「GET'''S'''」となっている。
 
| カズヤ || GETS READY FOR NEXT BATTLE || 次のバトルの準備はいいか? || 『鉄拳4』以降の対戦カード画面で表示される文言より。フォントは『鉄拳7』と同じものが使用されている。なお、このムービーで使用するにあたって文法に合わせた改変がされており、「GET」が三人称単数でカズヤを指した「GET'''S'''」となっている。
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| ソラ || Is Finally Here! || ついにやって来た! || 要望が多くハードルが高かったファイターの奇跡的な参戦というだけでなく、最後のファイターということで「Final」、海外での「全員参戦」に相当する「Everyone is HERE」にも引っ掛けてあり、PVのセルフオマージュと相まって今作品の締めくくりに相応しいフレーズとなっている。
 
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ファイル:参戦カット ヒカリ.png|ヒカリ
 
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ファイル:参戦カット カズヤ.png|カズヤ
 
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ファイル:参戦カット ソラ.png|ソラ
 
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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<ref name="famitsu_sakurai_colmn_final">週刊ファミ通 2021年11月18日号 桜井政博のゲームについて思うこと 大乱闘? 最終回SPECIAL!!</ref>
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[[カテゴリ:動画]]
 
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[[カテゴリ:一覧]]
 
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